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【12/1開催】シリーズ最終戦 今年中に〝アイアンマン″の夢が叶うアイアンマン・西オ―ストラリア

投稿日:2018年8月31日 更新日:


ルミナ編集部

text by:

©Akihiko Harimoto

IRONMAN WESTERN AUSTRALIA2019

アイアンマンシリーズ戦最後を飾るIM西オーストラリア

今や1年間、約60レースにもおよぶシリーズの最終戦。西オーストラリア・バッセルトンのIRONMANは、荒々しくも優しい掌の中で、ニッポンのトライアスリートたちを、思い切り遊ばせてくれる。オーストラリアの広大な大地を舞台に行われるアイアンマン・西オーストラリアが、今年も12月に開催される。

アイアンマン・ケアンズをはじめ、アイアンマンで4レース、70.3も合わせると全部で10レースが開催されいているオーストラリア。日本人に人気の秘密は、海外レースにして時差1時間のため、体調が整えやすく参加しやすいところにある。また、南半球はトライアスロンが国技とも言えるほど盛んでレース自体が洗練され、しっかりオーガナイズされているので、初めてのアイアンマンだとしても安心して参加できる。

飾らない海と大地のあいだで

12月1日に行われるアイアンマン・西オーストラリアが行われる西オーストラリア州は、かの国を6つに切り分けた中で最も広い行政エリアで、国土の3分の1以上を占める。

日本が8個は収まってしまうほどの広大な土地に住むのは約250万人。そのほとんどが州都パースに集中しているという。「世界で最も美しい都市」とも称されるパースから車を走らせること約3時間。人よりもカンガルーのほうが多い、ユーカリと赤土の荒野の中に、バッセルトンはある。

アイアンマン・西オーストラリアはは、我々日本人の多くが「オーストラリアの大地」と聞いて頭の中で思い描くであろうイメージそのものの中を、走る。

©Akihiko Harimoto

同じオーストラリアの人気大会アイアンマン・ケアンズが、太古の熱帯雨林とグレートバリアリーフへとつながる海の存在感を感じながら走る、濃厚な味わいのコースであるのに比べると、こちらはもっと素朴でストレートに、かの土地の良さを味わう。

青い瞳のように澄んだ海と、穏やかな巨人を思わせる種々の巨木たちに見守られながら、アイアンマンたちは泳ぎ、平坦基調でシンプルに自分との闘いに没頭できるバイクコースを走り、ふたたび青い海を望みながらのランへと至る——。

アイアンマン・西オーストラリアの良さは? と人に問えば、4周回のランコースを彩る賑やかなオージーの応援を挙げる向きも多いが、OZスタイルのアイアンマンの中で、さらにこのバッセルトンのオリジナルな味わいは? と聞かれたとしたら、素朴で美しい海と荒野の中で、シンプルに雑味なく自分のレースと向き合える、生一本な味わい、とでも答えようか。そんなレースを体験したい人は、すぐに申し込みを。

アイアンマン・西オーストラリア
12月1日(日)
SWIM3.8km/BIKE180.2km/RUN42.2km
▶エントリーはこちらから
▶過去大会のユーザーレビュー(口コミ)はWEB版レースガイドでチェック!

SWIM

©Akihiko Harimoto

2016年のルミナ取材時には、バッセルトン・ジェティ―(桟橋)の先端をグルリと回って折り返してくるコースだったが、現在は桟橋の先端まではいかずに2周回のコースに変更になっている。水質が良く、晴れた日中は青く輝く海。荒れると大きな三角波が立つのでイージーではないが、日本ではなかなか体験できない広大なスイムコース。

 

BIKE

©Akihiko Harimoto

305種もあるというユーカリの木の中には巨人を思わせるような巨木も。全体的にフラットで、路面もスムーズなバイクコースは、そのスケールの大きな木陰の中を走る。

RUN

©Akihiko Harimoto

平坦なコースを4周回する、西オーストラリア名物のランコース。日中は20℃を超え、水をかぶりたくなるほど暑くなるが、午後の早いうちから気温10℃そこそこまで下がる。体感気温は低いので、完走目的の選手は防寒対策も必要

After Race

レース以外のもうひとつつの楽しみは、もちろん観光。日常的にスポーツが溶け込んでいるここオーストラリアなら、トライアスリートが楽しめるスポットがたくさんある。

平日でも陽が傾いてくると、ロードバイクを走らせ、ランニングを愉しむ人々でイベントのようになる。世界で最も美しい都市と謳われるパースへ、美しいアスリートライフを観に行こう ©Akihiko Harimoto

オーストラリアに春を告げる南半球の桜「ジャカランダ」。紫色の可憐な花を盛大に咲かせた大きな木々は、IMWAの時季のパースで観られる ©Akihiko Harimoto

各大会オリジナルの中から、お気に入りアイテムを探すのが楽しいIRONMAN EXPO。IMWAでは少しシックな色合いに振ったOZカラーのトラッカーやウエアが人気 ©Akihiko Harimoto

こちらはOZカラーのトライ&バイクウエア。左上のキャップと合わせて、今回限定のスペシャルコーディネイトでレースに臨んでいた選手も多かった ©Akihiko Harimoto

映画『千と千尋の神隠し』に出てくる海中線路のモデルと言われるバッセルトンジェティー。トロッコ列車が走り、先端ではダイビングも ©Akihiko Harimoto

レース会場まわりで一度は寄っておきたいのが『the goose Beach Bar & Kitchen』。ジェティーのたもとスイム会場の前にあり、レース当日も朝から営業 ©Akihiko Harimoto

『the goose』は2016年プロカテゴリーでレースに参戦した酒井絵美さん(その後プロ引退)と、現地をよく知るサム酒井さんもオススメ。上品なピザやパスタはもちろん、カフェ&スイーツもイイ感じ ©Akihiko Harimoto

周辺観光の目玉はやはりワイン。マーガレット・リバーは有名なプレミアムワインの生産地で『Flametree』など100カ所以上のワイナリーがある ©Akihiko Harimoto

ワインと並んで人気のビール醸造所も6カ所ある。『BOOTLEG BREWERY』では2016年に最高評価を受けた「CHOC THUNDER」など7種の個性的なビールを試飲できる ©Akihiko Harimoto

テイスティングが愉しめる有名ワイナリーは、施設自体がそれぞれに個性豊かで眺めているだけでも楽しい。写真は『HAPPS』の美しい中庭 ©Akihiko Harimoto

各ワイナリーではソムリエが好みにあわせてオススメ銘柄をセレクト。『HAPPS』では、爽やかでフルーティーなロゼスパークリングを ©Akihiko Harimoto

カウンターでのテイスティングだけでなく、広大なブドウ園を眺めながら食事とワインをゆっくり味わえるワイナリーも、もちろんある ©Akihiko Harimoto

アワードパーティーは、広い芝生スペースをもつカフェ&レストランで。爽やかな木陰で、のんびりビールとレースの思い出を味わおう ©Akihiko Harimoto

コナでは『KONA BREWERY』のジャージがお土産として密かな人気だが、『BOOTLEG BREWERY』のオリジナルTシャツやトラッカー、バイクジャージもイイ感じ ©Akihiko Harimoto

サーフィンの世界大会なども開催されるヤリンガップには、2㎞のループから数日間かけて走るロングトレイルまで、美しい海を望みながら走る至福のトレイルがたくさんある ©Akihiko Harimoto

アイアンマン・西オーストラリア
12月1日(日)
SWIM3.8km/BIKE180.2km/RUN42.2km
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▶過去大会のユーザーレビュー(口コミ)はWEB版レースガイドでチェック!※レース情報は2018年のものなので注意。

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