IRONMAN WESTERN AUSTRALIA2019
アイアンマンシリーズ戦最後を飾るIM西オーストラリア
今や1年間、約60レースにもおよぶシリーズの最終戦。西オーストラリア・バッセルトンのIRONMANは、荒々しくも優しい掌の中で、ニッポンのトライアスリートたちを、思い切り遊ばせてくれる。オーストラリアの広大な大地を舞台に行われるアイアンマン・西オーストラリアが、今年も12月に開催される。
アイアンマン・ケアンズをはじめ、アイアンマンで4レース、70.3も合わせると全部で10レースが開催されいているオーストラリア。日本人に人気の秘密は、海外レースにして時差1時間のため、体調が整えやすく参加しやすいところにある。また、南半球はトライアスロンが国技とも言えるほど盛んでレース自体が洗練され、しっかりオーガナイズされているので、初めてのアイアンマンだとしても安心して参加できる。
飾らない海と大地のあいだで
12月1日に行われるアイアンマン・西オーストラリアが行われる西オーストラリア州は、かの国を6つに切り分けた中で最も広い行政エリアで、国土の3分の1以上を占める。
日本が8個は収まってしまうほどの広大な土地に住むのは約250万人。そのほとんどが州都パースに集中しているという。「世界で最も美しい都市」とも称されるパースから車を走らせること約3時間。人よりもカンガルーのほうが多い、ユーカリと赤土の荒野の中に、バッセルトンはある。
アイアンマン・西オーストラリアはは、我々日本人の多くが「オーストラリアの大地」と聞いて頭の中で思い描くであろうイメージそのものの中を、走る。
同じオーストラリアの人気大会アイアンマン・ケアンズが、太古の熱帯雨林とグレートバリアリーフへとつながる海の存在感を感じながら走る、濃厚な味わいのコースであるのに比べると、こちらはもっと素朴でストレートに、かの土地の良さを味わう。
青い瞳のように澄んだ海と、穏やかな巨人を思わせる種々の巨木たちに見守られながら、アイアンマンたちは泳ぎ、平坦基調でシンプルに自分との闘いに没頭できるバイクコースを走り、ふたたび青い海を望みながらのランへと至る——。
アイアンマン・西オーストラリアの良さは? と人に問えば、4周回のランコースを彩る賑やかなオージーの応援を挙げる向きも多いが、OZスタイルのアイアンマンの中で、さらにこのバッセルトンのオリジナルな味わいは? と聞かれたとしたら、素朴で美しい海と荒野の中で、シンプルに雑味なく自分のレースと向き合える、生一本な味わい、とでも答えようか。そんなレースを体験したい人は、すぐに申し込みを。
アイアンマン・西オーストラリア
12月1日(日)
SWIM3.8km/BIKE180.2km/RUN42.2km
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▶過去大会のユーザーレビュー(口コミ)はWEB版レースガイドでチェック!
SWIM
2016年のルミナ取材時には、バッセルトン・ジェティ―(桟橋)の先端をグルリと回って折り返してくるコースだったが、現在は桟橋の先端まではいかずに2周回のコースに変更になっている。水質が良く、晴れた日中は青く輝く海。荒れると大きな三角波が立つのでイージーではないが、日本ではなかなか体験できない広大なスイムコース。
BIKE
305種もあるというユーカリの木の中には巨人を思わせるような巨木も。全体的にフラットで、路面もスムーズなバイクコースは、そのスケールの大きな木陰の中を走る。
RUN
平坦なコースを4周回する、西オーストラリア名物のランコース。日中は20℃を超え、水をかぶりたくなるほど暑くなるが、午後の早いうちから気温10℃そこそこまで下がる。体感気温は低いので、完走目的の選手は防寒対策も必要
After Race
レース以外のもうひとつつの楽しみは、もちろん観光。日常的にスポーツが溶け込んでいるここオーストラリアなら、トライアスリートが楽しめるスポットがたくさんある。
アイアンマン・西オーストラリア
12月1日(日)
SWIM3.8km/BIKE180.2km/RUN42.2km
▶エントリーはこちらから
▶過去大会のユーザーレビュー(口コミ)はWEB版レースガイドでチェック!※レース情報は2018年のものなので注意。