王道クラシックロードバイクからピュアなクライミングバイクへ
ハンドル周りのケーブル類は内装化され、ヘッドチューブが体系化されたが、全体のシルエットに大きな変化はなく、第三世代モデルを更に洗練したエレガントなデザインで、2021年秋に満を持して第四世代のR5がデビューする。
新型R5の開発は、2019年にをスタートした。まずプロチームから要望のあった、フレーム重量を減らすための検討から始まった。
新モデルの開発では、オールラウンダーな味付けの第三世代をよりピュアなクライミングバイクへと再定義する方向性を打ち出し、第三世代をベースにしてプロチームにテストしてもらいフィードバックを反映させていった。
剛性バランスについてはこれ以上硬いフレームにする必要が無かったため、第三世代のBB周辺の設計をその新しいR5フレームは、第三世代に比べて130gの軽量化を実現した(56サイズ)。これは、すでに軽量化されたフレームから16%の削減に成功している。
56サイズでの新しいフレームは703g、新しいフォークは329g、51サイズの実測重量(カラー:Five Black)は695g、フォークは330g。
トライアスロンのレースでも十分に性能を発揮してくれる1台となりそうだ。
・ダウンチューブを下げFタイヤとの距離を縮め、空力性能の改善
・タイヤクリアランスを広げつつエアロダイナミクス性能の向上(34㎜まで対応)
・よりエレガントなデザインへ
・スタック/リーチは変更なし(フィット感の維持)
・太いタイヤにも対応さえるためトレイル値を全サイズ57.5㎜に統一
・ハンドル高の調整範囲が52㎜まで拡大
・シートチューブ接合部のボリューム削減
R5 Disc
フレーム(専用ハンドル&ステム・シートポスト付属):価格 ¥693,000(税込)
カラー:Five Black、Lime Black、Jumbo-Visma
R9270 Dura-Ace 完成車:1,595,000円
Red eTap AXS 完成車:1,650,000円
R8170 UltegraDi2 完成車:1,188,000円
Force eTap AXS 完成車:1,155,000円