ダイレクトドライブにして「自然な走行感」を追究
前輪と後輪を取り外し、浮かせた状態(フローティング)で、より「自然な走行感」を追究したスマートトレーナー「SmartTurbo LSF-9300 神楽FD」が発売された。
世界のインドアトレーナー市場をリードしてきた国産ブランド箕浦(MINOURA)と、その販売を担い、ともに開発・改良を重ねてきたフカヤとのパートナーシップのもと生まれた、この製品は、ウイズコロナ時代に最も活況を呈しているバーチャルサイクリングと、ダイレクトドライブのスマートトレーナー市場に一石を投じる意欲作で、最大の特徴は「フローティング機能」。
前輪と後輪を取り外し、浮かせた状態でバイクを設置し、本体を支える脚部分に搭載した、ふたつの削り出しスプリングで、左右に最大5.6度(合計11.2度)もの可動域を実現した。
このこだわりの機構により、ペダリングの強弱に応じて自然な「揺れ」が再現され、スマートトレーナー最大重量(10㎏)のフライホイールによる走行感と相まって、実走に近いライディング感覚を得ることができる。
とかくパワー(ペダリング出力)ばかりに気が行ってしまいがちな、バーチャルサイクリングに、もっと実走に近い感覚を――内外のインドアトレーナー市場をけん引してきたMINOURAとフカヤのそうした想いから、ライド中のバランス感覚も意識でき、ダンシングなどの動きも自然にとれる、この意欲作が生まれた。
トライアスリートにも普及しているZwift、Rouvyといったアプリの再現性や、日本の住宅事情では欠かせない「静粛性」といった基本性能は、従来品の「KAGURA LSD-9200」から、さらにブラッシュアップされており、そのクオリティの高さは折り紙付き。
「究極の機能」を追究するがゆえに価格が高くなるというのは、こだわりのモノづくりの代償としてよくあることだが、そこはユーザー目線のMINOURA。これだけの機能を備えたフルスペックのスマートトレーナーながら、価格は15万円台に抑えている。
各店舗への出荷は10月1日予定で、すでに初回出荷分は、下記試乗設置店舗に行き渡った分のみとなっているとのことなので、気になった方は下記店舗へお問い合わせを。
>>SmartTurbo 神楽 LSF9300の試乗設置店舗一覧
SmartTurbo 神楽 LSF9300
希望小売価格:155,000円(税別)
製品重量:25.6kg
サイズ:展開時 全長1,450~1,760mm
幅 710mm 高さ 480mm
収納時 全長620mm 幅 610mm
高さ625mm通信規格:Dual ANT+ / Bluetooth Smart / FTMS support
計測出力データ:スピード、パワー ※ケイデンスは含まない
最大出力:2200ワット
再現斜度:25%
パワー計測度:+/-3%の誤差
対応デバイス:iOS / Android / Mac / PC