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【5/14 WTCS横浜】北條巧、高橋侑子らエリート選手記者会見

投稿日:2022年5月12日 更新日:


ルミナ編集部

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©KentaOnoguchi

2022年ワールドトライアスロンシリーズ第1戦、横浜

ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ(以下WTCS)、ワールドパラトライアスロンチャンピオンシップシリーズ初戦、WTCS横浜が5月14日(土)エリート、15日(日)エイジグルーパーの日程で行われる。

開催に先立ち、エリート選手の記者会見が行われた。横浜大会はもちろん、5月から11月まで続くシリーズ戦に向けて、また2年後のパリオリンピック・パラリンピックへの意気込み等を語った。

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一歩一歩積み重ねてパリへ

高橋 侑子

ここから新たなシーズンでパリに向けて気持ちが高まっています。やはり自国レースはいつだって楽しみだし、普段海外で生活していることが多いので、日本の皆さんに元気な姿をみせたいと思っています。パリオリンピックについては、一歩一歩目の前にあることをやっていって、パリに繋げていければいいと思っています。

2022年世界戦シリーズの初戦、11月まであるので長いシーズンになるので、一つひとつ上げていくイメージでやっていければと思っています。

横浜大会に関しては、やはり自国開催なので、特別なものでもありますし、2019年とても良いレースができて(4位)、良いイメージがある大会なので、自信をもっていきたいです。

2019年のレースでは、シーズンの初戦が思うようにいかなくて、その中でも横浜にきてしっかり準備して、チームメイトととも切磋琢磨してやっていて、日本の皆さんにそのパフォーマンスが見せられたことがうれしかったです。

チームメイトのテイラー選手(テイラー・スパイビー)とはトレーニングをしてきているので、一緒にやってきたことを分かち合えるのがうれしいです。伝統のある横浜大会で、日本の代表としてしっかり結果を残していきたい。

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ケガからの復帰戦 ベストを尽くしたい

テイラー・スパイビー Taylor Spivey(アメリカ)

東京2020も終わり、トランジションというか、新しいシーズンが始まったばかり。ケガで苦しんでいたこともあったけれど、このシーズンはゆっくりと回復に向けて過ごしていきたい。

今回がシーズン緒戦で、ここから11月の最終レースまであるので、回復しながらのシーズンになりそう。

ケガから復帰したばかりなので、どんな結果が残せるが分かりませんが、ベストを尽くしたいと思っています。

チームメイトの(高橋)侑子とは、昨年も一緒にレースできて、練習もできて、横浜のレースでは侑子のことを沿道の皆さんが応援しているのを聞いて、元気が出てきたし、自分のことを応援してくれているような気分になれました。

いつでも横浜のレースは楽しみですが、その中でも2019年に侑子と一緒にレースができたのが特別な思い出、経験でした(スパイビー3位、高橋4位)。

彼女のパフォーマンスは素晴らしいし、同じトレーニングセッションもやってきているので彼女の努力も知っています。そんな中で彼女のパフォーマンスを見るのが楽しみだし大切なことだと感じています。彼女と一緒にレースができることが、今回一番楽しみにしていることです。

2019年横浜のレースでは、2位にサマー・ラパポート、3位にテイラー・スパイビー、4位に高橋侑子、3人とも同じトライアスロンチームに所属 ©KentaOnoguchi

【日本人エリート女子出場選手】
高橋侑子(相互物産/東京)
岸本新菜(リソル・稲毛インター/千葉)
中山彩理香(日本大学・アリーディ)
酒井美有(トーシンパートナーズ・チームケンズ/山梨)
池野みのり(佐賀県スポーツ協会/佐賀)
福岡啓 (オケタケグループ/福井)
佐藤優香(トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ/山梨)
井出樹里(神奈川県トライアスロン連合)
*スタートリスト
https://triathlon.org/events/start_list/2022_world_triathlon_championship_series_yokohama/544223

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昨年のリベンジマッチ

北條 巧

北條巧選手関連記事>>https://lumina-magazine.com/archives/news/24243

自分は、2020東京オリンピックに出場できなかったんですけど、昨年の横浜大会が(日本代表入りを決める)選考大会となっていて、そこで良い結果が出せなかったので、今年はリベンジマッチということで、かなり気合を入れて準備してきました。

昨年の横浜で東京の出場資格を逃したのがきかっけで、海外で練習したいと思うようになったり、練習方法を見つめ直して、この1年で大分成長できたと思っています。

この横浜大会で、自分のやってきたことをパフォーマンスで表すことができると思うので、自分の実力がどれほど上がってきているかも分かる。土曜日のレースでは自分の実力を確かめられればと思っています。

横浜は、自国開催の世界シリーズの大会、毎年大きなピークをもってきているレースです。毎年調子が良い状態で挑んでいるんですが、2019年、2021年(2020年は開催なし)は結果につながらなかったので、今年は結果を残したい。

具体的には6位以内を目標にしています。また、今年の出場選手から予想できる展開としては「逃げ」がうてるかな、と思っているので、その場合は表彰台も狙えたらいいなと思っています。

横浜大会は世界シリーズの中では、好きなレースのうちのひとつです。日本人としては、横浜でレースできるというのは、気持ち的にも高まるし、観光地、たとえば赤レンガ倉庫を通れる。レース中は見ることはできないけれど、あとから映像で見たりすると、やる気が出る大会です。

トライアスロンは、ヨーロッパではメジャーな競技ですが、日本ではまだメジャーじゃないので、「トライアスロンも面白いぞ!」っていうのを日本人に見せるチャンスだと思っているので、この競技の面白さを感じてもらえるレースができるように準備したいと思っています。

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どんなレースでも勝って結果を出す

アレックス・イー Alex Yee(イギリス) 

東京2020には私にとって素晴らしい経験、素晴らいレースでした(銀メダル)。私はまだまだ若い選手のひとりだと思うので、強い選手とレースをして、経験を積んでもっと良い結果が出せるようになれればと思っています。

どんなレースでも勝つという結果を出したいと考えています。できるだけ、横浜に集中して、経験を積んで今後にその経験を生かしていきたいと思っています。

私にとっての横浜大会の思い出は、2019年初めてのレースで、それから3回目の出場になります。初めて出場したとき、ハビエル・ゴメス選手に歓迎されました。「素晴らしいレースだったね」と声を掛けられたことが、印象的な思い出です。横浜は好きなレースのひとつでもあるので、土曜日のレースを楽しみにしています。

【日本人エリート男子出場選手】
北條巧(NTT東日本・NTT西日本/東京)
ニナー賢治(NTT東日本・NTT西日本/山梨)
佐藤錬(ロンドスポーツ/鹿児島)
安松青葉(アクサスホールディングス/東京)
小田倉真(三井住友海上/東京)
内田弦大(滋賀県スポーツ協会/滋賀)
吉川恭太郎(早稲田大学・ロンドスポーツ)
古谷純平(三井住友海上/東京)
*スタートリスト
https://triathlon.org/events/start_list/2022_world_triathlon_championship_series_yokohama/544224</

©DellyCarr | World Triathlon

【パラトライアスロン】

パラトライアスロンを盛り上げたい

PTS4:宇田秀生

東京2020は、出来過ぎなくらい良い出来(銀メダル)。パラのことを日本の人、世界の人に知ってもらう良い機会だったと思います。

オリンピック後は休みましたので、休んだ分全部取り返せていないので、どんなレースになるか楽しみ。いろいろな選手が完全に戻ってきていない状態です。出場する選手が少ないので、僕からパラトライアスロンを盛り上げることができればなと思っています。

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世界に誇る横浜のレースを楽しむ

PTWC:木村潤平木村潤平

2020パラリンピックは、社会情勢的には難しい中での開催だったと思うけれど、多くの方に応援・支援してもらい、思い出に残る素敵な経験ができたと思っています。6位という結果には納得いかないところはあったけれど、自分のできるところは最大限できたし、持っている力は発揮できたと思っています。

東京が終わって、横浜が初のトライアスロンレースなので、どんなレースができるのか不安で、緊張しています。とにかく楽しみたいです。横浜のコースは何回走っても素敵なコースで、走れることは何回でも良い経験になっています。でも、この先、何回も走れるとは限らないので、頑張って楽しみながら走りたいと思っています。

©Janos M. Schmidt | World Triathlon

TOKYO2020 金メダリスト

スサナ・ロドリゲス(スペイン) 

横浜は、とても思い出深いレースで毎年来るのを楽しみにしています。本当に一番好きなコース。エリートとして参加できるのもうれしいし、光栄。レースを楽しみにしています。

パラトライアスロンに関しても、今回は、今の情勢のこともありまして、参加する選手が少なくて寂しいけれど、これを経験して振り返ったときに、イベントをもっと良くしていくチャンスだと思います。

私からパラトライアスロンの素晴らしさを日本に、世界に広めたいと思っているし、若い選手が来てくれるのを楽しみにしています。

横浜は、本当に非常に好きなレース。美しい街でもある。また横浜の市民の皆さんもアットホームな雰囲気で迎えてくれる、来るたびに「帰ってきた~!」と思ってしまうようなところがあります。

日本に来たのが6回目、そのうち横浜が5回なので、故郷のひとつと感じています。レースに関しては、選手全員が楽しめるレースにしたいです。

©Janos M. Schmidt | World Triathlon

スサナとともに経験を積んで

サラ・ロエル(スペイン)=ガイド

2020東京は、本当にすごく良い経験でした。スサナと一緒に経験ができたことは光栄。私自身2016年リオで獲れなかったメダルをスサナと獲れたことが良い経験となりました。

今回初めて、スサナと一緒に横浜のコースを走ります。いつも横浜は素晴らしいと聞いていたので、レースに期待しています。

頑張って結果を出して、一緒にやっていく経験を積み上げるために大事なレースです。良い結果を残せるようにしたいです。

実は日本の文化、食べ物の大ファン。寿司が一番好きなんです。できるだけ日本を楽しむ、そしてレースを楽しみたいと思っています。

【エリートパラトライアスロン日本人出場選手】
男子PTWC:木村潤平(Challenge Active Foundation・サンフラワー・A株式会社/東京)
男子PTS4:宇田秀生(NTT東日本・NTT西日本/滋賀)
男子PTS4:荒力(大分県トライアスロン連合)
男子PTS5:佐藤圭一(セールスフォース・ドットコム/愛知)
男子PTS5:梶鉄輝(JPF/兵庫)
男子PTVI:山田陽介(ジール/奈良)
男子PTVI:髙橋勇市(東京都トライアスロン連合)
男子PTVI:樫木亮太(大阪府トライアスロン協会)
*スタートリスト
https://triathlon.org/events/start_lists/2022_world_triathlon_para_series_yokohama

©KentaOnoguchi

【ライブ配信・放映情報】
エリートパラ:TriathlonLIVE  https://www.triathlonlive.tv/(要登録)
エリート男女:TriathlonLIVE  https://www.triathlonlive.tv/(要登録)
NHK BS1生中継(女子10:00~(解説関根明子)/男子13:00~(解説田山寛豪))
エイジ:15日6:50頃~ https://public-yt2022.gnzo.com/

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