最大級の「雲の上の走り」を実現して一躍、ブランドを代表するモデルのひとつとなった「クラウドモンスター」に象徴される、トライアスリートが知らなかった「On」その新世界
コメント=駒田博紀(Onジャパン共同代表)
写真=小野口健太
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知っているようで知らない、On
日本初上陸からオンの国内展開を手がける駒田博紀さんは、トライアスリート・コミュニティーを「最初にオンを支持してくれた原点のひとつ」として大事にしており、自身もトライアスロンに挑戦し続けている。
トライアスリートが選ぶ決戦シューズランキングでも、2年連続でクラウドフローがNO1に輝くなど、多くのトライアスリートにオンが熱く支持されてきたことを感じているが、その一方で、強烈な人気モデルを生み出したがゆえに、ブランドへのイメージが固定化しているかもしれないという危惧も感じている。
「そう強烈に感じたのが、昨年11月のしろさとTTでした。クラウドフローの後に出たクラウドストラトスやクラウドモンスターなどをはいたことがある方が思いの外少なくて、初めてはいて『オンが良いのは知ってたつもりだけど、今、こんなにも良くなっているんだ!』といった感想を語ってくれた人が多くて、印象的でした」(駒田さん)
知ってるようで知らない、今のオンを体感してもらうという意味で、まず試してもらいたいのは前出の新生クラウドサーファーだが、同じくらい、はいてもらいたいモデルとして、駒田さんが推すのがクラウドモンスター。
Cloudmonster
史上最大のCloudTec®と反発力を増したスピードボードとの組み合わせで「超ド級のクッショニング」とエネルギーリターンを実現、一躍、Onの看板モデルとなった。2023年はカラーバリエーションもさらに増える予定とのことで、トライアスロンウエアなどとのコーディネイトもさらに楽しめそう
「旅するトライアスリートは、絶対一足持っていたほうがいいと思います。レースはもちろん、普段もカッコいい、トレーニングもできる。かつてクラウドが担っていた役割を担えるモデル」見た目のカッコよさと、オン史上最大のクッション性能という、わかりやすくインパクト大のコンセプトで、すでにオンの看板シューズのひとつになった感もあるクラウドモンスターだが、「LSDのような練習でしかはけないんじゃないか?」と想像しているトライアスリートも多いかもしれない。
そうした疑問に応えるべく、駒田さんは昨年ランニング系のユーチューバーたちに検証してもらい、2時間半前後で走るフルマラソンでも十分使えるというフィードバックをもらっている。
さらに、駒田さんが、新しくはないものの意外と知られていないオススメモデルに挙げるのが、クラウドストラトスとクラウドフライヤー。「いずれも、トライアスロンのランのような、脚がくたびれているときのランでこそはいてもらいたいモデルです。
あえて単純化して言ってしまうと、クラウドモンスターが『楽しい』シューズなのに対し、クラウドストラトスは『安心感』がある。クラウドモンスターでこんなに楽しく・弾んで走っちゃって大丈夫かな、と逆に心配になってしまう人は、こちらがオススメ。
Cloudstratus
2段構造のダブルCloudTec®で最大級のクッション性能を実現。超長距離やマラソン連戦中のランナーに選ばれることも。
このふたつと比べると、少し定番で、トライアスリートでもはいている人が多いのがクラウドフライヤー。クラウドストラトスよりもさらに安定感に振ったシューズですね。まったくグラつかない。どんなに走りが崩れても、カバーしてくれる。そんな安心感・安定感という意味では鉄板のシューズです。
この3モデルは、トライアスリートに試してもらいたい、オンの『安心感3兄弟』といったところでしょうか」
Cloudflyer 4
極上クッショニングと、厚手で柔らかいシュータンなどによる快適なはき心地を併せ持つ、安心感の高いモデル。
スイス・エンジニアリングを着る。
トライアスリートが知っているようで、知らないオン。駒田さんは、アパレルについても、その良さを知ってほしいと話す。オンの製品には必ず記されている「スイス・エンジニアリング」の文言が示すように、オンのアパレルはシューズ同様、考え抜かれた革新的な構造と上質な素材、洗練されたデザインが融合した、スイスのこだわりのモノづくりが体感できる。
「オンは、もはやシューズブランドではなくてHead to Toe(頭からつま先まで)全身コーディネイトできるスポーツウエアブランド。スポーツシーンから、それに連なる日常まで、あらゆるシーンに合ったシューズ、アパレルがすべてそろうブランドになってきました。カジュアルもありますし、山やキャンプなどのアウトドアシーンで着られるものも豊富に揃っています」
シューズブランドのアパレルというと、ありもののアイテムにロゴを付けただけ、というブランドファン向けのノベルティとして展開されているモノも少なくないが、オンの場合は別格。「オンのシューズをはいて、いいと思った人がアパレルを着たときに、がっかりしてもらいたくない」――そうした想いから、ほぼすべて自社でこだわり抜いて開発・製品化されたものしか、商品として展開しないという。
「最初はエッセンシャル(必要不可欠)なものとして、納得がいくモノ5点からスタートしたんですが、今や点数が増えて、数えきれないほどになりました。オンのシューズの良さは『はけばわかる』とずっと言ってきましたが、アパレルも同じで、1回袖を通したら、その良さはすぐにわかるはず。スポーツウエアでも、ずっと着ていたくなるような、着心地が味わえます。気になったらOn Tokyo(直営店)もありますし、各地にアパレルを置いていただいているお店も増えてきたので、ぜひ一度、実物を手に取ってください」
カラー:Creek│Black〈右〉
Pearl│Undyed-White〈中〉
Performance Long-T〈左〉
カラー:Creek
いずれも価格:8,800円(税込)
まだオンのアパレルを着たことがないという人に、駒田さんが、まず着てみてほしいのはパフォーマンスT。「昔からの定番アイテムなんですが、レーザーカットされたパーツを圧着加工しているので、縫い目がない。皮膚にこすれがほとんど出ない。その肌触りの良さはオンらしい。
気に入ったら、冬ならウェザージャケットとランニングパンツ、夏ならエッセンシャルショーツを組み合わせてみてください。それにクラウドサーファーやクラウドモンスターを合わせたら、今のオンの快適な、雲の上の走りがどんなものか、体感で、わかってもらえると思います」
カラー:Grey
価格:16,500円(税込)
Weather Jacket〈右〉
カラー:Creek│Pearl
価格:26,400円(税込)
カラー:Ivy│Shadow
価格:18,700円(税込)
Essential Shorts〈左〉
カラー:Ivy
価格:7,700円(税込)
On Tokyo
2022年4月、東京・原宿キャットストリートにオープンした、アジア初のOn旗艦店。アメリカ・ニューヨークに次ぐ2番目のブランド直営ショップで、3フロア構成の店内にシューズ、アパレルを豊富にラインアップ。Onアイテムで全身をコーディネートできる。東京都渋谷区神宮前5-17-27
◎問い合わせ
オン・ジャパン TEL:050-3196-4189
www.on-running.com