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女子出場枠配分に新システム導入。2024アイアンマン世界選

投稿日:2023年10月28日 更新日:


ルミナ編集部

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2023年10月14日にハワイ・コナで開催された女性選手オンリーのアイアンマン世界選手権。日本からも46選手がエントリーした ©Kenta Onoguchi

女子エイジは一部の70.3にニース出場枠を配分

アイアンマングループは、2024年のアイアンマン世界選手権のスロット(出場枠)割り振りについて発表した。

特に女性の各エイジグループ出場枠の割り振りについては、新たな割り振りシステムが発表され、今年10月にハワイ・コナで開催された2023年の世界選各エイジTOP10や、年間エイジランキングTOPランカー(※ランキングは2024 年 1 月初旬発表)のほか、

一部の70.3レースにも招待枠が設けられ、各エイジ上位5選手にニースへの出場枠が割り振られることとなった。

10月のコナでサブ10を達成し(9:53:10)30-34エイジで7位に入ったひらめさん(平柳美月さん) ©Kenta Onoguchi

ひらめさん、藤田智弥さんが
2024ニース招待枠を獲得

女性のエイジグループ枠については、男女出場枠の比率是正(男女とも同数の出場枠を用意する)の取り組みに伴い、出場枠総数が急増。その結果、世界各国で開催されるシリーズ戦での割り振りにひずみが生じ、世界選出場枠獲得ラインの低下・不安定さなどが指摘されていた。

アイアンマングループのCEOアンドリュー・メシック氏は、これらの「新たな割り振りシステム」について、「従来の出場枠の割り当てにとらわれず(中略)このスポーツで最も速く、最も競争力のあるアスリートのための究極の舞台として、アイアンマン世界選手権の完全性を維持し、2024年の世界選(ニース)に、世界選手権レベルで活躍できるアスリートをより多く誘致するための機会提供」と説明しており、

今回の新システム導入で、前記の課題を解消していく狙い。

日本のエイジグルーパーでは、ひらめさんこと平柳美月さん(2023年コナ30-34歳カテゴリー7位)、コナチャレ2期生の藤田智弥さん(同55ー59歳6位)が、2024年ニースでの世界選手権に招待されている。

2カ年でアイアンマン世界選手権初出場・完走に挑む「コナチャレ」2期生の藤田智弥さんはIM2戦目にしてエイジ6位入賞。今回の新ルールで2024年ニースへの招待枠も獲得した ©Kenta Onoguchi

2024年
アイアンマン世界選手権
スロット(出場枠)配分

今回発表された女性エイジグルーパー招待枠も反映した、アイアンマン世界選手権2024年版スロット配分は以下のとおり。

2023年開催のIRONMAN&70.3

※カタカナ地名は基本的にGoogleマップ上の表記に準拠
※※HCはハンディキャップ枠

10月28日時点で、すでに終了している韓国(クレ)やランカウイのほか、12月には日本からも多くの選手が参加するアイアンマン西オーストラリア(バッセルトン)が控えている。

西オーストラリアには、同時開催の70.3にも今回新設されたニース招待枠(女性エイジのみ)が設定されている。

毎回日本からも多くのエイジグルーパーが参加し、世界選スロットを獲得している年内注目イベントのひとつIM西オーストラリア ©Akihiko Harimoto

2024年前半のIRONMAN&70.3


2024年シーズン前半で、日本のエイジグルーパーが最も多く参加するのはアイアンマンNZ(タウポ)。

女子ニーススロット配分は比較的薄い(15枠)一方、激戦区となることが予想される男子コナスロットも30と、2023年開催のランカウイ、西オーストラリア(各20枠)より若干多め。

 

アイアンマンシリーズ中、屈指の歴史を誇る老舗レースNZタウポ ©Kenta Onoguchi

2024年後半のIRONMAN&70.3


年間を通じて最も多くの日本人エイジグルーパーが出場すると予想されるのは、6月16日開催のアイアンマン・ケアンズ(オーストラリア)。2023年には224人が参戦し、年代別総合優勝を果たした竹谷賢二さん(写真下)をはじめ多くの選手をニースへ送り出している。

大陸別選手権(アジア・パシフィック)のひとつでもあるため、オセアニアの強豪エイジらも多数参戦するが、スロット配分も厚い。

写真は2023年のIMケアンズ。日本との時差もプラス1時間と少なく、直行便も復活してアクセスも抜群に良いことから、日本からも多くの選手が参戦する ©Sportograf

▶アイアンマングループが発表している
2024年世界選手権スロット配分(最新情報)はコチラ

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