太田麻衣子のウキウキトライアスロンライフ#021
前回>>#020【駆け抜けた灼熱の夏!】
KONAの現地よりレース直前の様子をお届け!
アロハ〜! トライアスロンコーチ、ラプレムの太田麻衣子です。皆さんご無沙汰しております。今週末はいよいよIRONMAN世界選手権KONA!
前回コラムからレースは珠洲(A女子優勝)、佐渡(日本選手権女子準優勝)、LAKE BIWA(女子準優勝)に出場しました。どのレースも素晴らしい経験ができたので、オフシーズンにコラムで振り返りたいと思います。
新たにたくさんの方と出会い、あらためてトライアスロンが好きということ、トライアスロンのもつ力を感じました。お会いした皆さまありがとうございました!
ついに今年のメインレースがやってきました。レースは10月14日の土曜日、なんと新月!KONAは昔、満月に一番近い土曜日に開催されていましたが、今年はまさかの新月。新月がレースにどう左右するか。星空は綺麗でしょうね!
今年のIRONMAN世界選手権は男子NICE、女子KONAで開催。NICEではチームトライオンの田中毅選手が60-64カテゴリーで5位表彰台!
ケアンズで一緒だったので、あの走りを思い浮かべながらトラッカーを見ながら大興奮! 表彰台おめでとうございます。ハードコースを激闘された侍JAPANの皆さまもおつかれさまでした。
KONAの女性参加数は2019年610名、2022年1204名でしたが、今年は2100名ほどの女性がKONAを走ります。アメリカは979名の選手が出場。
日本からは確認できている数で46名。スタートリストが出ていないので正確には分からないですが、昨年女子20人から倍以上となり、とても心強いです! 仲間が多いほど力になります。
チーム力を高めるため事前に練習会と懇親会を開催。サコッシュ、シールを作成しました。「KONA」+「なでしこ」→「KONADESHIKO♫ 」デザインはパールイズミ大西勇輝さんにお願いしました。お世話になっている企業様より商品提供もいただきました。
早くからSNSグループで情報共有をしており、少しでも不安少なくみんな笑顔でスタートできればと思っています。 KONAチャレのメンター大西雅之さん(通称MASAさん)からはKONAチャレメンバー向けに作成したアスリートガイドをシェアしていただきました。
多くの方のサポートがありレースに臨むことができます。現地には日本人メカニックのヤオ&ユウキさん、サム酒井さん、ルミナ村山さん、カメラマン小野口さんもいらっしゃるので安心! 応援隊も多く心強いです。
史上初の女性アスリートのみの世界選手権
女性だけということで、以前はなかったモーニングヨガが開催。IRONMANストアは早くからオープンし、女性が欲しくなるアイテムがたくさん並んでいました。
ランキャップ、カウベル、グラスを購入。参加賞のリュック、タオル、ポスターも女性らしさが出ています。
今年のテーマは「HOLOMUA – Move Forward – 前進」新たな歴史の始まりを、という意味合いでしょうか。
生命力溢れるKONAでのレースを体感できるのはトライアスリートとして至福の時間になると思います。それぞれの目標とチャレンジを後押ししてくれ、トライアスリートとして最高の経験をすることができる。そんな大会になると思います。
10日前にKONA入りして準備を整えて
私のスケジュールは、というと10月3日にKONA入りして最終トレーニングを行い、美しい夕日を毎日見て食べて寝るという健康的な生活をして調子は良い感じです。
出発前に血液検査を行ったのですが、まさに健康そのもの。腸内フローラ検査もレース前後で行うのでその結果も楽しみです。
そして、レース1週間前に開催されたHOALA IRONMAN Training Swimに参加しました。ほぼレースのコースを泳ぐことができ、タイム計測もあります。
プロ選手も出場していて、今年の榛名湖トライアスロンでゲスト参加されたアグニエシュカ・イエジク選手とのうれしい再会もありました。彼女はIRONMAN Frankfurtで3位、ロンドン&リオ五輪出場の実力者でとても気さくな選手です。知っているプロ選手がいると応援しがいがあります!
OWSのレースは、スタート地点がIRONMANとは若干違い、距離は3900m超で1時間2分12秒でした。行きはブイがあるのですが、帰りはブイなし。
一度泳いでみると分かるのですが鉄塔を目印に戻りました。IRONMANのレース当日は帰りもちゃんとブイがあるので大丈夫。
男女800名ほど参加してTraining Swimといいつつ、レース感がちゃんとありしっかりシミュレーションができました。
そうそう、KONAに着いて2日目かな、泳いでいて大きなホヌと遭遇しました! これは幸先良い! スイムコースは魚を見ながら泳げるので楽しいですよ。到着してからの様子をラプレムYouTubeでアップしているので、ゆるりご覧ください。
▼まずはDAY1から。RaceWeekの様子を何本かアップ。
レース週になりさらにイベントが盛り上がります! 月曜からアロハコーヒーボートといってスイム試泳時にボートでコーヒーを振る舞ってくれます。これがKONAでやりたいことのひとつ! という方が多いと思います。無料の写真サービスも。
火曜は各国がメイン通りを練り歩くParade of Nations。パワフルな女性が集まりなので盛り上がりがすごい! サッカーの応援団のような感じで歩きます。私はテンションが低いのでなかなか盛り上がれず……。それなのにIRONMANのSNSにJAPANを載せてもらいました!
IRONMAN villageではマークアレンさんとボブさんのサイン会があり、冊子とTシャツにサインいただき、歴代の写真を見て熱くなりました!
水曜はサム酒井さんによる日本語ブリーフィングで安心。女子パワーで溢れています! 安全第一にレースを楽しみましょう。
木曜はアンダーパンツラン! 男性陣から引き継ぎ、女子の褌はKONA史上初ではないでしょうか! レース前はまさにお祭りのような盛り上がり。メディアにもたくさんアップされています。金曜はバイクチェックイン、そして土曜にレースです。
2度目のKONAで目指すこと
私は昨年初出場で今年は2回目のKONA。昨年は無事完走できたことがうれしかったです。補給が上手くいかず後半ペースダウンしてしまい、今年は補給をいろいろテストしてきました。スポーツ栄養士さんのサポートでレース中の血糖値を測定するので、どんなデータが出るか楽しみです。
今年も無事完走を目標にしつつ、昨年よりも良いレースを。現状の身体では10時間45分くらい(スイム1時間、バイク5時間45分、ラン3時間40分)で走れたら上出来。このコラムはKONAの表彰台を目指して! とスタートさせてもらいましたが、2年後のKONAに繋げられるレースをしてきます。
サポートしてくださる方々、ラプレムに来てくださる方々、大会スタッフ、ボランティアの皆さんに感謝の気持ちを表しながらKONAを走りきってきます!
なにより日本選手の皆さんと一緒に楽しむ! コナデシコへの応援をよろしくお願いいたします!
小杉真由子、七尾理沙、久保田玲奈、志野治美、藤田智弥、木島歌織、丸洋子、小阪はるな、島村岳美、Yuko Lin Nakai、郷田裕子、芝容子、横坂唯、鬼丸真有美、平柳美月、中村順子、沼部真理子、寺田香織、安田明日香、星野久子、須藤友子、米山直子、三浦智穂、谷川真由子、菊池美奈、佐々木美樹、赤千妃路、今泉瑞希、武田紗由巳、前島織衣、青木智恵子、人見晴美、須崎とも、山下千春、宇治公子、Yoshie Yabu、伊藤亜紀子、鈴木純子、愛波理恵子、剛家明里、原美奈子、豊川由紀、殿山恭代、孫崎虹奈、太田麻衣子 ※おひとりお名前がありませんが、日本人参加者数は46名です。
ANYTHING IS POSSIBLE!
勝ち取った者だけが出場できるIRONMAN世界選手権。苦しめる幸せを感じながら、最高の笑顔でウキウキニコニコなレースを♫
コラムをはじめから読む
2022年
>>#01【KONAの表彰台を目指して】
>>#02【宮古島で新たなレースも夢じゃない!?】
>>#03【ケガの功名? あらためて自転車の安全性を考える】
>>#04【ケガで落ち込むよりもできることを積極的に】
>>#05【ケガからの復帰戦 WTCS横浜に想うコト】
>>#06【高地トレーニングでパフォーマンスアップを狙おう!】
>>#07【今季注力のトレーニングで2週連続レースも笑顔でフィニッシュ! 】
>>#08【シーズン後半 本命レースに向けてラストスパート!】
>>#09【佐渡で感じたコトをKONAで生かす】
>>#010【いよいよKONAへ】
>>#011【夢の舞台に立ってみて】
>>#012【リセットして再出発! しろさとTT200出場へ】
>>#013【スタートダッシュを決めるためのオフシーズンの過ごし方】
2023年
>>#014【特大ジャンプで2023年は飛躍の年に】
>>#015【いよいよシーズンインに向けて本格始動】
>>#016【4年ぶり開催の宮古島でトライアスロンシーズンイン】
>>#017【宮古島でトライアスロンへの想い新たに】
>>#018【国内外のアイアンマンに参戦】
>>#019【アイアンマン・ケアンズ、そして2度目のKONAへ向けて】
>>#020【駆け抜けた灼熱の夏!】
太田麻衣子/おおたまいこ
トライアスロンチーム・ラプレム代表 https://linktr.ee/lapulem_maiko
大学からトライアスロンを始めて日本選手権8位、U23世界選手権代表など。2022年念願のアイアンマン世界選手権(KONA)に出場を果たす。目標はエイジでの表彰台。今はコーチングをしながら一緒にレースを楽しむスタイルでトライアスロンを満喫中!
【2023年レース予定】
2023年レース予定
10月14日(土)アイアンマン世界選手権(Women)
11月5日(日)しろさとTT
11月12日(日)17ENDハーフマラソン
12月3日(日)NAHAマラソン
12月29日(水)Beyond