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戸原開人が五島長崎を制した、最軽量化に挑戦したシューズ

投稿日:2018年6月21日 更新日:


ルミナ編集部

text by:

Reebok
FLOATRIDERUNFAST PRO

フロートライドランファスト プロ
25,000円+税
重量:約100g(27.0cm)
宇宙飛行士が使用するシューズに使用するために開発したクッション素材「フロートライドフォーム」に加え、アッパー素材、シュータン、シューレースなどに超軽量素材を採用したレーシングシューズ。2018年7月6日発売予定。★6月28日より先行予約スタート!▶申し込みはコチラ

軽く、速くなければ戦えない。

フリーのプロとして戦うことを決意した2018年シーズン、戸原開人が選んだランニングシューズはリーボック。浮遊感のあるクッション性、そして重量約100g27cmの場合)という軽さを武器に世界へ挑む――。

軽快さだけではない。
身体に優しいクッション

「宇宙飛行士のためのフットウエアをつくる」というプロジェクトを進める中、リーボックが生み出した独自のフォーム材「フロートライドフォーム」。宇宙という独特な環境の中でも失われない機能は、「身体が浮いたような感じがした」とテストした全員が感じるほどランナーにも快適さをもたらす。

一方スイム、バイクの後に行うトライアスロンのランニングもまた独特なもの。身体が疲労した状態から、走り始める競技は、珍しいといえるだろう。

日本のロング界を一手に背負う存在になった戸原開人は、トライアスロンのランシューズに必要な要素として、軽さ、そしてクッション性を挙げる。

「シューズは『足の先端の重り』だと自分は考えているので、軽くなくては戦えないと思っています。特にロングでは重量が走りに影響するのは間違いありません。その上で、クッション性、反発性があればすごく良いシューズだな、と自分は考えています」

一発の速さが求められるレースでは軽さが重要でも、日々のトレーニングでは脚や身体を守ることも大切になる。

「ロングの練習は長い距離をこなさなくてはいけないので、ケガをしない、疲労を残さないのがポイントです。クッション性を重視した『フロートライド』は、軽さに加えてクッション性を重視したシューズなので、ジョグなどのトレーニングによく使っています。

一方『フロートライドランファストプロ』は、今までにはいたことがないくらいの軽さが際立つシューズ。ダイレクトな反発性が高く、重さをほとんど感じないので、自然にピッチとストライドが伸びてく感じ。スピードを求めるための決戦用アイテムですね。決戦用というと快適さを犠牲にしているものもありますが、裸足ではいても柔らかいフィット感がある。新しいシューズで今後のシーズンを戦うのが今から楽しみです」

大事なレースでトライアスロンでの実戦力を体感。

その後、スプリントディスタンス(SWIM0.75km/BIKE20km/RUN5km)の潮来トライアスロン(5月27日)で国体への出場を決め、ミドル(S2.0㎞/B124.0㎞/R21.1㎞)の五島長崎国際トライアスロン・エリートの部(6月17日)に優勝し、ITUロングディスタンス世界選手権への出場を決めた戸原。

両大会で早速、フロートライドランファスト プロを実戦投入し、それぞれのレース直後に使用感を語ってくれた。

「8年ぶりのスプリントで、驚異の軽さ&反発力に助けられた」@潮来

シューズが届いて日が浅いにも関わらず、フィーリングがとても良かったため、潮来トライアスロン大会(距離スプリント、ラン5㎞)に実戦投入してみた。今回はランに入るまでに消耗してしまい、シューズの性能を100%は引き出すことはできなかったが、疲れた状態でもこの驚くべき軽さと反発のおかげで、スピードを維持することができ、シューズに助けられたレースとなった。

五島長崎国際トライアスロン(エリートの部)で圧勝し、ロング世界選への出場を決めた

「ミドルに実戦投入して大正解。ラン10㎞以降も足が良く動く」@五島長崎

ミドルのレースで、ソールが薄い軽量なフロートライドランファスト プロを使用することに、多少の不安はあったが、練習でのフィーリングから大丈夫だろうと感じ、バラモンキングでも使用することにした。この判断は結果的に大正解で、バイク後の疲れた状態でも足が良く動き、靴下はいて21キロ良い感じに走れました。懸念していたレース後半(ラン10㎞以降)もペースダウンすることなく、200g程度のシューズと比べでも、レース後のダメージも変わらない感じです。7月のITUロング世界選手権で30㎞走りますが、そこでも使ってみようと思います!

「軽さ」と「浮遊感」を生み出す4つの要素

MID SOLE
宙での活動中も機能劣化を起こさない素材「フロートライドフォーム」を採用。一般的にソール素材に使用されているEVAの半分の重さでありながら、クッション性と反発性を両立させた。


OUT SOLE

軽量性とグリップ性をミニマムに両立させたアウトソール。部材を小さく設計することで、それぞれがフレキシブルに動き、ローラーが地面を滑るように接地もなめらか。走りを制限しないので、走り方を変えなくてもその機能を享受できる。


SHOE UPPER

エンジニアードメッシュ製のアッパーは光が透けるほど薄く軽い。着地や踏み込み時に力がかかる部分には、超軽量の補強パーツを用いて「軽く・強く」を実現する。

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SHOE TONGUE
シュータンは肉抜き加工で軽量化し、加えてテープのように薄く軽いシューレースも採用しているが、足をホールドする機能はもちろん十分。着地の衝撃をしっかりと前方への推進力に変換する。


長いトレーニングからレースまで使えるフロートライド

戸原が練習で使っているのがこのフロートライド。LSDなどゆったりと走るトレーニングによく使っています。自分としてはレースではもっと軽いものを使いたのですが、エイジの選手ならロングのレースでも十分使えると思います。それこそトレーニングからレースにまで対応可能。はいていて気持ちいいので、普段ばきからリカバリーまで、使い方は本当に幅広いです(戸原)

フロートライド ウルトラニット
¥19,000円+税
重量:約250g(27.0cm)

問・リーボック アディダスグループお客様窓口 TEL.0570-033-033 
http://reebok.jp

■プロフィール
戸原開人(とはら・かいと)
中学・高校時代はテニス部に所属。順天堂大学でも最初はテニス部に所属したが、雑誌でアイアンマン・ハワイ(コナ)の存在を知り、ロングディスタンスの頂点を目指したい、とトライアスロンの道へ。昨年、大学卒業後から所属していた湘南ベルマーレトライアスロンチームを離れ、独立しフリーのプロトライアスリートに転身した。宮古島大会は2015・2016年に連覇。ロング復帰戦だった今回は2位に入っている。1989年、横浜市生まれ。

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