KONA Challenge NEWS

泳ぎ改善でKONAスロットゲット!【KONAチャレ】卒業生のスイムBefore→After

投稿日:2020年8月20日 更新日:


ルミナ編集部

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ほぼ垂直な姿勢がフラットに激変
KONAチャレ卒業生の スイムBefore➡ After

「AQUQLAB」がスイム改善のアドバイスをしてきたKONAチャレンジ・メンバーのうち、2018年のプロジェクトスタートから最終年度の現在までに、最も泳ぎが改善したメンバーのひとり、岡田さんのビフォー➡ アフターを、AQUALABの責任者でKONAチャレメンバーにアドバイスを行っている和田泰仁さんが解説!

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和田泰仁 Yasuhito Wada
KONAチャレンジの協力施設でもあり、スイム指導のスペシャリストが集まる「AQUALAB」の責任者。日本選手権、日本学生選手権出場経験をもつ元エリートスイマーで、丁寧かつ的確な指導と優しい語り口で「トライアスロンLAB」でもおなじみの人気インストラクター。ロジカルで、きめ細やかな指導には定評があり、多くのトライアスリートの泳ぎ改善をサポートしてきた。1989年11月12日生まれ、兵庫県出身。
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岡田“ケンケン”健士朗 Kenshiro Okada
トライアスリートだった父の影響もあり、子どもの頃からトライアスロンに親しんできたが、大学時代の終わり頃からKONAを目標として意識するように。KONAチャレを機に練習環境も変えて本格的にKONAをめざし、2019年9月のアイアンマン台湾で見事KONA出場権を獲得した。1990年愛知県生まれ。
ケンケンさんIM台湾関連関連記事>>>(1)(2)

Before 力む・沈む・ 進まないの悪循環

After 姿勢・ キック改善で 泳ぎに余裕

典型的な課題満載だった 泳ぎが変わった

3種目の中でもスイムが非常に苦手だったという岡田健士朗さん。KONAチャレに参加して、じっくりとひとつずつ泳ぎ直しをしていった結果、泳ぎが劇的に変化しました。最初は、呼吸時に手を下に押さえてしまって沈むので頭ばっかり上がってしまう。また、ヒザが曲がって腰が沈んで、浮かせたいという気持ちが先行して力んでキックを打っても沈んでしまっていました。

《改善前動画A》

その結果、下半身が下がって、まるで斜め上に向かって進んでいるような姿勢のままで泳ぎ続ける。大人になってから本格的に泳ぎ始めた人の多くがつき当たる悩みが集約されたような泳ぎをされていました(動画A)。 今は大きく変化しました。ストロークのタイミングやキックの打ち方、姿勢の位置も見比べてみると違いがよく分かると思います(動画B)。

《改善後動画B》

改善後の泳ぎ(動画B)を見ると、腰の位置がグッと高くなり、身体の浮き方が違うし、手足の動かし方が細かい部分で改善しているのも、よく分かります。

ふたつの改善だけで劇的に泳ぎが変化した

岡田さんの修正点を洗い出していき、改善策を練っていきました。ポイントになったのは、キックと姿勢、そしてキックとキャッチのタイミングでした。 水泳の場合、キックと姿勢はリンクしている。だからキックを改善してあげることで姿勢も改善する。姿勢が改善すれば、ストロークも変わる。キックを修正することで、好循環が生まれるんです。

キックの問題点は、下に向かってけることができていないことでした。 下に向かってけったら、脚が沈んでしまうんじゃないか、と思われるかもしれません。ですが、身体を浮かせるためには身体より下の水をけってあげないといけません。身体より上にある水をけろうとしても、それは浮力を生み出さない。

岡田さんの泳ぎを見てみると、身体が斜めになってしまうことで、頭と腰を結んだラインの延長線上よりも水面に近いほう、つまり身体より上をけってしまっているんです。

頭と腰を結んだラインの延長線上よりも水面に近い、身体より上のほうをけってしまっている ※動画から切り出した写真を反転させています

これでは身体は浮いてきません。 そこで、股関節を使って下にける、という動作を覚えてもらうために片脚キックドリルを行いました。片脚キックができると、下半身は沈みません。

岡田さんも、「こうやってキックで水をければ身体が浮く」という感覚をつかんでくださいました。そのあとは、キックとキャッチのタイミングです。その習得にはドルフィンキッククロールを使いました。片ほうの手がキャッチをすると同時にドルフィンキックを打ってもらうのですが、このときに反対側の手が入水するのが理想です。

ドルフィンキッククロールでキャッチと入水、キックのタイミングを合わせることができるようになった ※動画から切り出した写真を反転させています

《ドルフィンキック・クロール(和田さんお手本)》

ドルフィンキックを打つタイミングは、片ほうの手が入水して、もう片ほうの手でキャッチをし始めるところ。ここで大きく1回、しっかりと打つことで重心を前に乗せる感覚を養いつつ、その勢いを利用して水をかくという泳ぎのタイミングも習得できる。

前に重心を乗せる感覚は、ドルフィンキックを使うと分かりやすい

左右の手が入れ替わるタイミングで、ドルフィンキックをしっかりと打つ

ドルフィンキックの勢いを利用して、入水したほうの手に重心を乗せてグーッと伸びる。もう片ほうの手は力強く水を捉えてストロークしはじめよう

かききったら、一度止まってひと呼吸置くと、落ち着いて次の動作につなげやすくなる

キャッチをしたとき、反対側の手はまだフィニッシュの段階。このタイミングをドルフィンクロールで改善した ※動画から切り出した写真を反転させています

そうすると、ドルフィンキックを打ったときにグーッと前に、滑るように進んで行く感覚がつかめる。ところが岡田さんは、キャッチをしたとき、反対側の手はまだフィニッシュしています。これではドルフィンキックを打っても進む感覚は得られないばかりか、正面から水の抵抗を大きく受けることになります。

岡田さんの場合は、このドルフィンキッククロールで、キャッチと入水、キックのタイミングを合わせることができました。もしできなければ、キャッチアップクロールを活用するといいでしょう。 このふたつを改善するだけでも、見て分かるくらい明確に泳ぎが改善されました。岡田さんはとても真面目な方で、私が宿題を出したらキッチリとこなしてくださいました。そういう積み重ねも、短時間での改善につながったのだと思います。

KONA出場権をゲットしたIM台湾。表彰式で、同じくKONA出場を決めたKONAチャレメンバー東度久美さん(左)、トレーニングパートナー孫崎虹奈(中央)と。 このIM台湾でのスイムラップは1時間12分(ノンウエット)だった

姿勢・キックが改善したら次なる課題はストローク

ここからは、さらに上を目指すための改善に取り組んでいきたいですね。ひとつはストローク改善。今は車のタイヤのように円を描くようなストロークの軌道になっていますが、それを戦車のキャタピラのように、真っすぐ後ろに水を押せる時間を長く作る軌道にしたい。

その改善ドリルはキャッチドリルですね。 ストロークをするとき、多くのトライアスリートは肩から動かし始めます。そうではなく、水泳のキャッチはヒジから動きが始まるんです。その感覚をキャッチドリルでつかんでもらいます。

あとは重心を前に乗せやすくするリカバリー動作。今は身体の横から腕を前に戻していますが、ヒジを高くして、もっと上からかぶせるようにしてリカバリーできると、重心を前に乗せる効率の良い泳ぎになっていくでしょう。 改善点はありますが、それでもキックと姿勢、キックとキャッチのタイミングのふたつを改善するだけでもここまで良い泳ぎになりました。

まだまだ伸びしろはありますから、これからもKONAの舞台での躍進を目指して頑張っていきましょう!

1番大きく変わった実感は「力みがなくなった」こと

「今まではレースでも1500m泳ぐうちに脚がつって、それをごまかしながら上半身に頼って泳いでいたのですが、アドバイスいただいた内容のドリルをやっていくうちに力みが抜けて、楽に泳げるようになったと実感。 身体が浮くようになったとも感じています」(岡田)

和田さんのお手本

ケンケンの次の目標はストローク改善

ケンケンが、さらに上を目指すための次の課題のひとつはストローク改善。今は身体の横から腕を前に戻している(写真下)が、和田さんのお手本(同上)のようにヒジを高くして、もっと上からかぶせるようにしてリカバリーできると、重心を前に乗せる効率の良い泳ぎに

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50分レッスンが平日半額 「デイタイム体験キャンペーン」 by AQUALAB

「AQUALAB」(東京・代官山) では、平日8:00~15:00限定で50分のパーソルレッスンが通常の半額(4,400円)で受けられるキャンペーンを実施中。またLuminaの《トライアスロン LAB》でも和田さん指導のオンラインセミナーを開催しているので要チェック!

AQUALAB体験は公式サイトから

>>>KONAチャレ過去掲載記事を読む

◎「KONA Challenge supported by MAKES」オフィシャルHP

オフィシャルページでは、メンバーのトレーニング状況やピックアップコンテンツなどを随時更新しています。

◎MAKES

【サポート施設】
AQUALAB

流水プールを使ってインストラクターによるフォームの分析、プルブイを使用して20分測定を行う。
※メンバーの孫崎が実際に測定している様子はこちらから

RUNNING SCIENCE LAB

心肺能力(VO2MAX)、AT値、AT値でのフルマラソン適正ペース、ランニングフォーム評価、AT値での20分走タイムを測定。

R-body Project

ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(FMS)で体のコンディションを骨格のゆがみや関節の可動域などのポイントからチェックし、評価。

Endurelife

AT値で20分間バイクをこいだときの平均パワー/心拍数(PWR/HRT—AT値)、FTP(機能的作業閾値パワー/PWR/HRT—AT値20分の95%)、フォーム、ペダリングについてチェック&アドバイス。

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