今年で5回目の開催となる木更津トライアスロン、通称”きさトラ”。真夏のレースとして定番化し、リピーターの方も多い。もちろん、ビギナーやレースデビューを予定している人も参加しやすいレースだ。Lumina#71(2018年11月号)に掲載したリポートをWEB版に編集。異例の酷暑となった昨年のレースをリポートとともに振り返ってみよう。
2018 KISARAZU TRIATHLON
きさらづには熱い地平線があると、真夏のトライアスリートは笑った。
日本列島をジジジと炙った2018年の猛暑。ゆく夏を象徴するかのような、暑~い8月最後の日曜日に1803人が泳いで走った、4年目の「きさトラ」
写真=小野口健太
Text by Lumina
Photographs by Kenta Onoguchi
2018年8月26日(日)
開催地:千葉県木更津市・陸上自衛隊木更津駐屯地
オリンピックディスタンス・リレー
SWIM 1500m/BIKE 26km/RUN 5km
スプリントディスタンス
SWIM 750m/BIKE 13km/RUN 2.5km
※熱中症対策のためバイク・ランの走行距離を短縮。
気温/30.4℃
水温/28℃(6:50時点)
参加者(完走者)/オリンピック1362人(1306人)、スプリント276人(267人)、リレー55組(51組)
2018年のスーパー・トライアスロン日和
昨年(2017年)、ついに日本でいちばん大きい51・5㎞&スプリントのレースとなった「きさトラ」こと木更津トライアスロン。今年はその前回をさらに超える1803人のトライアスリートが大会当日、木更津に集まった。前日まで吹き荒れた風もやみ、空はくっきりと青く、大会史上最高の「トライアスロン日和」に恵まれた朝――と、ここまでは誰もがそう思ったのだが、今年のお天道さまは、ちとやり過ぎた。
日の出を迎えたころには、早くも気温は30℃を超え、日中には35℃を上回ろうかという勢いの厳暑。「こりゃあ、晴れ過ぎたねー」と会場入りする参加者たちも笑うしかない「超」のつくトライアスロン日和に。選手の安全を考え、やむなくバイク・ランの距離を短縮して開催されることに。
せっかくのレースが、天気も良いのに(!)距離短縮なんて、さぞみんなガッカリするだろう……と、複雑な想いで選手を迎える大会スタッフ。しかーし、そこはアウトドアスポーツたるトライアスロンを楽しむトライアスリートたち。もちろんガッカリする人も多かったけれど、「今日はこれ以上ないくらいのトライアスロン日和になったね」「雨風で中止よりいいか~」「よーし、アイアンマン台湾に向けた暑さ対策!」と、ポジティブに切り替えていく人たちも。まさに、これ以上ないというくらい特盛りの夏を、泳いで、走って、大いに楽しんでくれた。
次回は早くも5周年記念。8月最後の日曜日を飾るビッグレースとして、より多くのトライアスリートに愛される大会を目指していきますから、木更津のお天道さま、来年はどーか、もうひと目盛りだけ夏のボリュームを下げていただけるようお願いします。
Gallery of 2018 KISATRA
真夏のフィニッシャーたち。
◎木更津トライアスロン
開催日:8月25日(日)
開催地:千葉県木更津市
種目:オリンピックディスタンス、スプリントディスタンス、リレー
エントリー受付中!
https://kisarazu-tri.com/index.html#entry
木更津トライアスロンの詳細は公式HPへ
https://kisarazu-tri.com/index.html
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