KONA Challenge NEWS

3年目、最終シーズンで必ずKONAへ! &新レギュラー決定 KONAチャレFB⑧-1

投稿日:2020年1月31日 更新日:


ルミナ編集部

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2年間で変わったこと、今年大切にしたいこと
スロット獲得への取り組みを発表

1月26日、KONAチャレメンバーの第8回フィードバックMTGが開催された。まず昨年、4人(うちひとりは、トレーニングパートナーの孫崎虹奈)のメンバーがコナスロットを獲得し、卒業したのを受けて、新たにフレンドからレギュラーに昇格した3人、木家勝之さん、木下貴光さん、横山正尭さんが紹介された。

新レギュラーに選出された、左から横山さん、木下さん、木家さん

今年は2018年から始まったプロジェクト、3年計画の最終年であり、メンバーにとってはこれまでの2年間の取り組みを踏まえた総決算のシーズンとなる。そこでこの2年間で自分はどこがどう変わったか、今年どんなことを大切にしたいのかを軸に、コナスロット獲得に向けた取り組みを発表し、TKこと竹谷賢二リーダーとその内容を検討した。

このリポートでは新レギュラーの3人の自己紹介、取り組み発表と内容検討を紹介する。

【TKのオープニングトーク】

ただ出るだけが目的ではない
「KONAに出られるアスリートになる」こと

3年計画のKONAチャレもいよいよ最終年度を迎えました。

今年10月のKOAN出場を目指してきたわけですが、今年中に出場権を獲れば目標達成としたいと思います。

すでにこれまでに12人中の4人が出場権を獲得していますが、皆さんもぜひ今年勝ち取ってください。

このプロジェクトの目標はもちろんKONAに出ることですが、プロジェクトの最初に言ったように、重要なのはただ出ることではなく、「KONAに出られるアスリートになる」こと、そのために自分を変えていくことです

今回のミーティングではこれをもう一度思い出し、この2年間で自分がどう変わったか、そしてこれからの1年間のために自分が大切にしていることを語ってほしいと思います。

私はすでにKONAに出ていますが、この2年間皆さんとプロジェクトに取り組んできて学んだことがたくさんあります。自分の取り組みに取り入れたこと、自分が変わったことも多々あります。

そこから分かったのは、ひとりでは限界があるということ、日常の基本練習はひとりでやっていても、みんなで頑張り、語り合うことで自分の取り組みを振り返り、効果的に改善していけるということです

私はトライアスロンを長く続けたいと考えていますが、昨年から目標として取り組んでいるKOANの表彰台にのるという目標を達成するようなハイパフォーマンスをずっと持続するのは難しいでしょう。

だからこそこの1年、1日1日を大切に、やるべきことをやり尽くしたいと考えています。

「今やる、すぐやる、全部やる!」これです。

新レギュラーメンバー001
横山正尭さん
バイクとランの高い能力をさらに磨きながら統合し、
「トライアスロンで勝つ」ためにすべきこと

横山さんは東京都内在住の37歳。1歳の子どもの父であり、仕事と育児、トライアスロンの3足のわらじをはきこなすアスリート。マラソンはサブスリー、バイクも高い能力をもつが、それがアイアンマンのレースでまだ生かせていない。最終年度はフレンドからレギュラーメンバーになり、生活を見直し、時間管理を徹底しながらパフォーマンスを上げ、KONAスロット獲得を目指す。

【自己紹介】
KONAチャレに参加するまでの成績は、バイクでツール・ド・おきなわ140㎞完走。マラソンでは2018年にサブスリーを達成していた。

KONAチャレのフレンドメンバーになってからは、トライアスロンで五島長崎国際トライアスロンAタイプ、アイアンマン・ケアンズ、アイアンマン・マレーシアを完走。

主な成績
2019アイアンマン・マレーシア 13:33:31
2019アイアンマン・ケアンズ 10:45:16
2019東京マラソン 2:51:58
2018五島長崎トライアスロン 11:15:10

【KONAチャレ2年間の取り組み】
2018年はバイク・ラン単体を強化し、ロングを経験

2018年はまずバイクとランそれぞれのレベルアップに取り組んだ。アイアンマンでは最も長いバイクと、最後のランが重要で、このふたつを徹底して強化すれば、スイムは今の実力でもなんとかなると考えたから。

まずロングに出ようと五島長崎国際トライアスロンAに出場し、11時間15分10秒。バイクはツール・ド・おきなわの210㎞に出て5時間56分で、手応えを感じた。

<2019年は海外アイアンマンで実戦を経験>

2018年で基礎ができたので、2019年はスイムを向上させるため週2回のトレーニングを3回に増やし、バイクとランはブリックトレーニングも取り入れ、レースで疲れてからの落ち込みを減らすことを目指した。

2月の東京マラソンでは目標を2時間55分と設定していたが、結果はそれを超える2時間51分。走力が向上しているのを確認できた。

初レースとなったアイアンマン・ケアンズ。KONAチャレメンバーと。左端が横山さん

6月にアイアンマン・ケアンズに出場。スイムは波があり、目標より10分遅れ。トランジションにも時間をとられ、バイクとランで追い上げるのに消耗してスローダウンし、不本意な成績に終わった。

初めての海外レースだったが、重い荷物、長時間の移動、慣れない雰囲気などで疲労するため、100%の実力を出すのは難しく、80%でKONA出場権を獲れる実力が必要だと感じた。

慣れない海外の食べ物で内臓をやられたので、食べ物はできるだけ日本から持っていったほうがいいと思った。

アイアンマン・マレーシアはスイムを1時間11分で終え、バイクに入っても海外の選手にパワー負けせず走れたが、130㎞でパンク。初めてのパンク修理だったこともあり、炎天下で対応に苦戦してタイムロス。空気もあまり入らないままスローペースで走るために。ランは脚がけいれんして歩き、13時間33分とさんざんな結果になった。

【目標クリアのための課題と取り組み】
2019年のレースから見えた課題は、まずランに移ってからの失速を抑えるため、バイクをもっと楽に、50〜60%くらいで目標タイムをクリアできるようになること。バイク→ランのブリックトレーニングも、レース前くらいしかやっていなかったのを、もっと日頃のメニューに組み込んでやっていきたい。マレーシアの炎天下のランはしっかり給水し、水をかけるため、エイドごとに止まりながら走るので、夏にそういう実戦的な条件を盛り込んだトレーニングをやる必要もある。トレーニングの量を増やすには、仕事の効率化や、スマホをいじっている時間を減らすなど、生活の見直しが必要。ジムに行く時間がもったいないので、通勤で階段を使う、通勤などの移動にランを組み込む、娘を抱っこしながらスクワットするなど、生活の中でできることを工夫する。スイム前に体幹トレーニングなど、筋トレの時間をとらず、3種目の一部に組み込む。睡眠の質を上げる、食事を改善し、必要な付き合い以外の酒を減らすといったことも必要か。

【今年のレース】
4月の宮古島 目標9時間05分 ラン3時間30分切り
これができればアイアンマンで10時間15分くらいが見えてくる

10月のアイアンマン・マレーシア KONAスロット獲得には9時間50分
バイクアベレージ34.5㎞/hが必要 平均1㎞/hアップ、20Wアップ。
パワー向上だけで解決するのは難しい。パワーは10Wアップ ポジション改善で5Wアップ TTバイクにして5Wアップなど細かく詰めていく必要あり。

©Kenta Onoguchi

【TKのアドバイス】

実力の80%でKONAスロット獲得を
クリアできるように練習する

TK■ 横山さんが今年大事にすることは何ですか?
横山■ 日々の生活からアイアンマンのパフォーマンス向上を考えることです。

TK■ よく練って取り組んでいると思います。優先順位を考え、1年目は単体のパフォーマンスを上げ、2年目から3種目をつなげたパフォーマンス向上に取り組んでいるというふうに段階を踏んでいるのがいいですね。食事や移動、雰囲気など、海外のアイアンマンの難しさを感じ、実力の80%でKONAのボーダーラインのパフォーマンスを出さなければならないと気づいたのも良いと思います。

ただそうなると、マレーシアでKONAスロットを狙うには、9時間50分ではなく、9時間30分くらいの実力が必要ということになります。宮古島も9時間05分ではなくもっと上でないと。

横山■ 今の実力を考えると、なかなか難しいですね。

タイム向上のカギは
実戦の中にたくさん隠れている

TK■ ただパワーを向上させることだけがタイム向上につながるわけではありません。たとえば横山さんの改善策の中にもあるように、炎天下で給水・クーリングのために止まりながら走るトレーニングをするといったことで、タイムは大きく変わってきます。

実戦のランはエイドごとに止まって走るインターバル走を20回くらい繰り返すわけですし、水をかぶってウエアもシューズもずぶ濡れになった状態で走ります。こうした条件を再現するトレーニングをしていけば、より効果的にタイムを向上させることができます。

私も横山さんと同じくバイク・ランに比べてスイムが苦手ですが、スイムが苦手な人は、バイクでたくさん追い越していかなければなりませんから、そのたびにインターバルをやっているようなものです。つまり「アイアンマンは平均ペースの維持が大事」といっても、平均ペースを維持するトレーニングだけしていたら、実戦で消耗してしまいます。つまり普段から平均より速いトレーニングをやる必要があるということです。

©Kenta Onoguhi

トレーニングに時間を割くために
コンディショニングは生活の中でやる

TK■ 生活の中で筋トレをやるといった工夫もいいと思います。ほかにも日常生活で姿勢を意識しながらコントロールするといったこともおすすめです。ふだんから骨盤の傾きとか腰椎や胸椎の状態、足への荷重のかかり方などを意識していると、トレーニングで身体を緊張させず、スムーズに良い姿勢をとることができるようになります。時間は限られているわけですから、生活の中でできことは生活の中でやるようにしたいですね。

横山■ 細かいことの積み重ねをしっかりやっていかないと、目標達成は難しいですね。

TK■ 座っているときにバイクに乗っていることを意識する、歩くときにランニングを意識するとか、普段から平凡なことを当たり前に積み重ねていくと、結果的に非凡なことができるようになります。元々横山さんは能力が高いわけですから、能力を高めるトレーニングだけでなく、日常生活でその能力を毀損してしまうようなことを減らす努力も大切だと思います。

横山さんのフィードバック動画はこちら

続き>>>>②「挑戦と挫折、ケガを繰り返した10年。1年かけて身体を作り直し再挑戦へ」木家さん
>>>>③「アイアンマンに出られなかったシーズン2年目、今年こそレース決め打ちで絶対にKONAを獲る」木下さん

>>>KONAチャレ過去掲載記事を読む

◎「KONA Challenge supported by MAKES」オフィシャルHP

オフィシャルページでは、メンバーのトレーニング状況やピックアップコンテンツなどを随時更新しています。

◎MAKES

【サポート施設】
AQUALAB

流水プールを使ってインストラクターによるフォームの分析、プルブイを使用して20分測定を行う。
※メンバーの孫崎が実際に測定している様子はこちらから

SPORTS SCIENCE LAB

心肺能力(VO2MAX)、AT値、AT値でのフルマラソン適正ペース、ランニングフォーム評価、AT値での20分走タイムを測定。

R-body Project

ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(FMS)で体のコンディションを骨格のゆがみや関節の可動域などのポイントからチェックし、評価。

Endurelife

AT値で20分間バイクをこいだときの平均パワー/心拍数(PWR/HRT—AT値)、FTP(機能的作業閾値パワー/PWR/HRT—AT値20分の95%)、フォーム、ペダリングについてのチェック&アドバイス。

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