COLUMN KONA Challenge

【2018年アイアンマンレースレビュー】by KONAチャレメンバー

投稿日:2019年2月27日 更新日:


ルミナ編集部

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KONAチャレメンバーによる2018年のアイアンマン・レースレビュー

KONAチャレメンバーに2018年に出場したレースを振り返ってもらい、レースコースから周辺観光、バイク輸送や交通情報までレビューしてもらった。アイアンマンや他レースに出場する際のヒントや、今年、来年の出場大会を選ぶ目安にしよう。

レースはマレーシア、西オーストラリアそして70.3厦門(あもい)の3レースで、まずは日本人参加者も多いアイアンマン・マレーシアからレビューを見ていこう。

それぞれの詳しい参戦記はFBにて公開中なので個人的な結果などが気になる方はこちらをチェック⇒KONA Challenge 公式Facebook

距離
アイアンマン=スイム3800m/バイク180.2㎞/ラン42.4km
アイアンマン70.3=スイム1900m/バイク90.1㎞/ラン21.2㎞
※特に記載がなければ基本的な距離は同じ

2019年開催予定
10月26日(日)アイアンマン・マレーシア
マレーシア北西部のアンダマン海にある島で、日本からは直行便がないためフライト時間は7~8時間。同じアジアなので、雰囲気や食事、物価など安心要素が多く、海外の初アイアンマンとしてもオススメ。
http://asia.ironman.com/triathlon/events/asiapac/ironman/malaysia.aspx#axzz5gbjpuGo9

Race01
2018年11月17日開催 アイアンマン・マレーシア(ランカウイ)

皆川亜紀子さん
レース結果 11:48:32(Swin1:22:10/Bike5:59:19/Run4:14:32)

木下貴光さん(フレンドメンバー)
レース結果 12:33:24(Swin1:25:07/Bike6:10:13/Run4:42:55)
トライアスロン歴5年。長野県松本市在住。マレーシアがアイアンマンデビュー戦。レース2カ月前に転倒(プールサイドにて)し、強打した右肘の骨折は免れたものの、肩部前中後の三角筋全て捻挫し、腕が上がらない。2カ月間泳いでいない状態でレースに臨んだ。

【気候】

©Kenta Onoguchi

<木下さん>
滞在中、最高気温35℃弱、湿度約90%の高温多湿でほぼ毎日スコールあり。バイクの走り始めで肌に突き刺さるほどのスコール。陽が射すと30℃超で湿度も高い。巡航中、風を受けていると気にならないが、激坂は暑い。坂が短いのが救い。ランの走り初めで35℃弱の灼熱の日差しと熱風。90%ほどの湿度。

【スイム1800m2周】

©Kenta Onoguchi

<皆川さん>
スイム会場は湾内で自然の堤防の内側、いわゆるパンケーキのような水面。とても綺麗だけど透明度が低い。朝日が眩しいのでゴーグルの選択に悩む。

©Kenta Onoguchi

<木下さん>
水温が高いのでウエットスーツは基本着用禁止。5人ずつのローリングスタート、波はほぼなく泳ぎやすい、透明度は指先が見える程度。7時50分スタートとアイアンマンにしては遅いスタート。適度なバラけ具合でバトルがなくて泳ぎやすい。

【バイク 90km2周

©Kenta Onoguchi

<皆川さん>
バイク中突然のスコール。転倒しているバイクもあり慎重に! 路肩の砂、落ち葉とかも注意。多分これでも転倒している人がいた。シールド式のメットの方は曇り止め塗布がベター(自分は塗り忘れて苦労しました。曇っちゃって)。暑いけれどそれほどでもなく、バイク初めに超豪雨30分くらい以外はむしろコンディションは良かったと思う。

©Kenta Onoguchi

<木下さん>
スタート後、すぐに上りが始まる。10%未満の上り基調でアップダウンがあるコース。路面コンディションが分からない異国の道路に加え、ウェットなのでコーナーは慎重に。いくつか落車も発生。サングラスではなくバイザーだから雨でも視界は比較的良好だった。左側通行でコースは一般車両並走。約20km毎にエイドあり。パンクや多少のメカトラはオフィシャル対応可。

【ラン】

©Kenta Onoguchi

<木下さん>
15km2周半弱。概ね平坦なコース。3回通るチェナンの街は応援多数。

【エイドステーション】

©Kenta Onoguchi

<皆川さん>
バナナやジェルはあるけど、塩やクエン酸はない。代替品がないものは、落としたりしてもなんとかなるように、複数用意して分割して保管(BENTOボックスとポケットなど)しておくと安心。エイドの水とスポドリはボトルで渡される。2016年は一部のエイドでは歯が折れそうなくらい飲み口が固くて、全体を食いちぎっている人や飲まずに捨てている人もいた。2018年は問題なし。結構冷えていてオッケー。

©Kenta Onoguchi

<木下さん>
バイクはスポーツドリンク、水、ハイファイブは微炭酸で冷えていて超うまい。ランは2kmごとにエイドあり。

【トランジション】

<皆川さん>
大会朝トランジットオープンの頃は真っ暗。ライトはあるけどバイク位置がライトから遠いと見えにくいので照明器具推進。バイクポンプも基本持参。前日預託でバイクカバー禁止。雨なんてよくあるので補給食用のケースを付けておく場合は、気になる人はメカにビニール袋+養生テープで。地面が砂利で痛いのでホテルの使い捨てスリッパがあると便利かも。T2は建物の中。とっても寒くて(クーラーガンガン)心構えが必要。

©Kenta Onoguchi

<木下さん>
スタートは7時50分と遅めだが、7時頃まで夜が明けないのでバイクセッティングにはヘッドライトが必須。T2のバイクはスタッフ受け取り方式。トランジションエリアは冷房の効いた巨大催事会場MIEC。

【大会会場立地・アクセス】

<皆川さん>
成田発クアラルンプール経由ランカウイ@マレーシアエア。クアラルンプールでの4時過ぎから9時頃までのトランジットが長い。

<木下さん>
マレーシア航空を利用。成田発クアラルンプール経由ランカウイ着。往復エコノミーで6万円程度。

【バイク輸送】

<皆川さん>
輪行はシーコンで問題なし! 30kgまで料金追加なしなので預け荷物が他になくて楽。ただ、手荒な扱いを受けることは覚悟したほうがいいので、梱包はしっかり。これ以上ないってくらいガッチリと。帰りは荷物が増えるので注意(フィニッシャーメダルが文鎮みたいに重かった)。

<木下さん>
マレーシア航空の場合、CO2ボンベは16g×3までOK。スプレー缶は没収。手荷物含めて30kgまで(帰りは2kgオーバーするも見逃してくれる。ちなみに連れは行きの成田で5kgほどオーバーし超過料金約4万数千円支払う)。
ランカウイ国際空港からチェナンまでタクシーで15分程。タクシーバンに自転車3台と3人乗車で約50RM(1,350円)。バイク梱包は投げられる前提でハードケースが安心。シーコンでもリアディレーラー・ハンドルは外すのが無難。僕はブレーキケーブルが短く、ハンドルが抜けなかったので、ブレーキレバーを内側に回しサンダルで補強し、カップラーメンを緩衝材に使用し、現地で消費。帰りは土産のスナック菓子を緩衝材として使用。バイクトラブルはなし。

【アコモデーション(宿泊設備・サービス)】

<皆川さん>
贅沢だけどゴール会場のメリタス ペランギホテルに泊まるとものすごく便利!

<木下さん>
リーズナブルなのはチェナンのホテル。素泊まり約6,000円〜/1泊で満足いくキレイさ。チェナンマート等免税店周辺がオススメ。スタバ、サブウェイ、KFCも隣接。リッチなプランとして、ゴール会場のメリタス ペランギやスタート地点ダナホテルも(1泊数万円のリゾートホテル)。

【観光・グルメ】

<木下さん>
ビーチ沿いに雰囲気の良いカフェバーが多数あり。マレーシア料理レストランも1人2,000円も出せば、かなり満腹になり物価は安い。ナイトマーケット(露天夜市)もリーズナブルに現地B級グルメが堪能できてオススメ。
観光スポットとしては、チェナン水族館、さらに東のクアタウンやスタート地点裏山のケーブルカーやマリンスポーツ等々あり。

©Kenta Onoguchi

治安は日本よりも良いイメージ。イスラム教徒多数なので酒を置いていない店もあり、泥酔者を見かけない。トイレ環境は劣悪だが、ホテルのトイレは日本レベル。街中のレストランは比較的立派な店でもトイレットペーパーは無く水瓶と手桶のみ。多くが1回の使用料として30〜60円程支払う。蛇口の水は飲めないが歯磨きは問題なし。飲料水は基本ミネラルウオーター。

【その他】

©Kenta Onoguchi

<木下さん>
選手受付、説明会(日本語あり)、エキスポ、T2のすべてがランカウイ空港隣接の巨大催事場MIEC内で冷房がガンガンなため寒い。会場、T1、T2をつなぐシャトルバスあり。現地スタッフが仕切ることをしないし、みんな並ばないのでその覚悟で。レース翌日にアワードパーティーが開催される。メリタス ペランギホテルのブッフェバラエティ豊富で質はまずます、量は満足。

<皆川さん>
AWAゴールドのtea partyに参加。昨年はなかったけれど今年AWAゴールドのクロゥィー(クレイグ・アレキサンダー=KONA4勝)との会があって15人くらいAWAゴールドの選手が来ていた! 話すスピードが速くて聞き取りが半分くらいしかできなかった。

ランカウイはマレーシアでも「田舎」で、当然バイクショップなどなし。大会メカニックも混んでいるから、ディレイラーハンガーとかお気に入りのタイヤチューブとかは持って行ったほうがいい。

エキスポのショップも少ないし変わるので昨年あったから今年もエキスポで買おうと思っていてもなかったりする。基本的にすべて持ち込みがベター。あると便利なのはラップ(部分的雨カバーとか食品保存に)、養生テープ(補強接着全般)。

今回エキスポでめっけものは台湾?の自然系補給食。あんまり甘くないピーナツバターみたいな固形。しかしバイク中銀紙が剥がしにくく苦戦。友だちはあらかじめ一つひとつラップに包んでいて、そちらが正解。

バイクでは道々子どもが手を差し出しているけれど、ハイタッチの要求じゃなくて「ボトルくれ」ということだからハイタッチする必要なし。カーボパーティーは昨年は体育館みたいな受付会場だったけど今年はゴール近くのビーチ。 パーティ―のお料理の種類は少ないけどたくさんあって残るくらい。ドリンクは水のみ!

※特にクレジットがない場合、写真は本人提供。

>>>Race02.アイアンマン・西オーストラリア編はこちら
>>>Race03.アイアンマン70.3厦門編はこちら

>>>KONAチャレ過去掲載記事を読む
File01. キックオフミーティング「夢へ挑戦するアスリートたちのリアルタイムストーリー」
File02. 第1回フィードバック「レースでもう一段強くなる秘訣は”変化を恐れないこと”」
File03. モータージャーナリスト河口まなぶ、 KONAへの焦燥と誓い。

File04.ウエットスーツに頼らない本物のスイムを手に入れる(AQUALABでの測定リポート)
File05. 第2回フィードバック「スタートから3カ月で見えてきたコナアスリートへの道筋」
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File07. KONAへつながるトライアスリート的 勝つための食診断 Part.1
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File08.「パワー向上の手段は筋トレだけじゃない」 KONAチャレフィードバックMTGルポ Part3
File08.「60代でKONA出場!を阻む壁とは?」 KONAチャレフィードバックMTGルポ Part4

◎「KONA Challenge supported by MAKES」オフィシャルHP

オフィシャルページでは、メンバーのトレーニング状況やピックアップコンテンツなどを随時更新しています。

◎MAKES
https://makes-design.jp/

【他サポート施設】
AQUALAB

流水プールを使ってインストラクターによるフォームの分析、プルブイを使用して20分測定を行う。
※メンバーの孫崎が実際に測定している様子はこちらから

SPORTS SCIENCE LAB

心肺能力(VO2MAX)、AT値、AT値でのフルマラソン適正ペース、ランニングフォーム評価、AT値での20分走タイムを測定。

R-body Project

ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(FMS)で体のコンディションを骨格のゆがみや関節の可動域などのポイントからチェックし、評価。

Endurelife

AT値で20分間バイクをこいだときの平均パワー/心拍数(PWR/HRT—AT値)、FTP(機能的作業閾値パワー/PWR/HRT—AT値20分の95%)、フォーム、ペダリングを評価。

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