Race02.アイアンマン西オーストラリア
初心者も参加しやすい平坦基調の周回コース
KONAチャレメンバーによる2018年のアイアンマンレースレビュー。Race01.アイアンマン・ランカウイにつづいて西オーストラリア編を紹介します。
12月1日(日)開催 アイアンマン西オーストラリア
オーストラリア・パース空港から約220km(車で2時間半程度)に位置する海沿いの町バッセルトン。年内最後のアイアンマン。日本との時差1時間で平坦基調、周回コースなどから初めてのアイアンマンレースとして出場する人も多い。
http://asia.ironman.com/triathlon/events/asiapac/ironman/western-australia.aspx#axzz5gbjpuGo9
2018年12月2日開催 アイアンマン・西オーストラリア
須田光さん(レギュラーメンバー)写真・右
レース結果 10:11:32(Swim1:08:15/Bike5:25:52/Run3:31:19)
牧野星さん(レギュラーメンバー)写真・左
レース結果 10:48:11(Swim1:16:00 /Bike5:32:34/Run3:51:26)
【気候】
<須田さん>
レース当日は26℃。
【スイム】
<須田さん>
2017年はサメ出没のためスイム中止で、2018年から2周回のコースに変更。ローリングスタート。ビーチは最高。透明度もかなりあり、魚やカニが見えた。今までのアイアンマンで一番。
<牧野さん>
朝は肌寒く(16度くらい)水温は少し低めだが、ウエットスーツを着用すれば問題なし。試泳もスタート横で直前まで泳げる。スタートはレベル別に4カ所の立札あるが、ほとんど並んでない状態で適当。ウェーブスタートでバトル一切なし。波が小さく快適、ブイも大きくて視界良好。4カ所のターンブイも紫色に色分けされていて、自分の泳ぎに集中できる。とても綺麗な海で、透明度はバツグン! 水深もずっーと浅く海底見えて、カニまで確認。すごく泳ぎやすいコース。
【バイク】
<須田さん>
超ドフラットでPB狙うには良いが、フラットゆえに休みどころがない。一部路面が粗い。応援はそれほどなし。途中海が見えたのはうれしかった。ラスト10kmは向かい風、特に2周回目。
<牧野さん>
コースはほぼフラットで2周回。折り返しを除くとほぼストレートで走りやすい。郊外に出るとたくさんの牛や馬、広大な景色は北海道みたい。路面はアスファルトの荒い所が4分の3と長いのでストレス大。後半風が強くなってキツくなった。エイドのドリンクが酸っぱくて、ちょっと苦手。
【ラン】
<須田さん>
ビーチ沿いを4周回のフラットコース。行きと帰りで風があり向かい風が苦しい。会場近辺は、応援もあり頑張れるが、それ以外はそれほどなし。たまに高級住宅街の地元の方が家の前でホースで水を掛けてくれるのはうれしかった。レース当日は26℃だがエイドごとに氷と水で身体をクールダウン。仲間とすれ違うのでモチベーションは保てるし楽しかった。
<牧野さん>
海岸沿いのフラットなコースで会場を中心に東西を行き来する4周回。JETTY(桟橋)付近では応援もたくさんあってうれしい。ゼッケンに名前の記載があるので「TAKASHI!」コールで何度もパワーをもらえた。午後から日差しが強くなり、気温も上昇(それでも2017年の30度以上に比べて最高26度と比較的耐えられる気温)。エイドの度にスプラッシュ。西に向かって走るときは強い向かい風で結構キツかった
【大会会場立地、アクセス】
<須田さん>
ANA+シンガポール航空のシンガポール経由。行きはトランジット6時間待ち。2019年は東京からパース直行便が復活するかもとのこと。現地パース空港からグッディの現地ツアーに参加。パース空港からの往復バスとホテル込み。
<牧野さん>
カンタス航空(羽田発シドニー乗換パース着)を利用。トランジット込みで16時間程度。荷物30㎏までOKなのでシーコンに全部詰め込み作戦で無料。残りは機内持込可能のスーツケースで。直行便なし。他にシンガポール経由などLCCもあり(ただトランジットが長い)。ETAビザ取得の必要あり。ネットで簡単に申請できる。CO2ボンベは事前申請が必要。
パース空港からバッセルトンまではレンタカーで。Rentalcars.comで到着ターミナルを確認して予約。空港が広く、ターミナルごとに貸出返却会社があるため予約時に注意が必要。各社受付は到着ロビーを出てすぐにあり、鍵とナンバーを受け取り、徒歩で指定された駐車位置番号へ行ってすぐに出発でき、返却もそこに戻して鍵を返して終了と簡単。契約にもよるがガソリンを満タンにするも必要なし。国際免許は必須。
【アコモデーション(宿泊設備・サービス)】
<須田さん>
「エスプラネードホテル」に宿泊。大会会場、受付、アワード会場から徒歩数分。レース当日朝もタイヤに空気を入れて一旦ホテル戻り、ウエットスーツを着てそのまま歩いてスイムチェックイン。これ程ロジ最高の大会&ホテルは初めて。
<牧野さん>
tryvago検索 Hotels.com予約。
受付、スタート、T1・T2エリア、ゴール、パーティーが同じ場所なので、なるべく会場近くが便利。メンバーの須田さんはじめ、日本人の多くが宿泊していたエスプラネードホテルが最高だが、残念ながら空いていなかった。私が宿泊したのはITHACA MOTEL。会場まで徒歩10分、スーパー、レストランも同じく徒歩圏内で便利だった。
決して綺麗とは言えないが、安い割に水回りはしっかりしていて宿のスタッフもい良い人ばかり。中庭の芝生でバイクを組んだり、洗濯を干したりしながら、宿泊している各国の参加者とあれこれレース前後で話せて楽しかった。※会場周辺に公園の駐車場や路駐スペースあるので、レンタカーがあればどこでも問題なし。
【観光・グルメ】
<須田さん>
スーパーが近くにあるし中華料理もあるし、普通に旨いもが多い。値段もリーズナブル。こだわりがなければ日本から持って行く必要はないかも。普通にスーパーの日本食コーナーでレトルトご飯や味噌汁等もあり。
<牧野さん>
21時までのオープンの大型スーパーが2カ所あるので食材の心配はない。小さいが市街地に飲食店、ファーストフード店がある。Colesの中に1カ月ほど前にオープンしたという日本食(お弁当屋さん)を見つけてレース朝用のお弁当を作ってもらった。若い日本人オーナーで良い人だった。
【その他】
<須田さん>
アワードパーティーは今までのアイアンマンで1番料理が旨かった。この大会はウェルカムパーティーがない代わりに、近くのレストランで使用できるAUD30クーポンがもらえる。料理は美味しいし、ビーチフロントの雰囲気が良いレストランあるし最高。オージーは優しいしホスピタリティーも最高。街自体がみんなリラックスしていて、レース前のストレスは全くなし。リゾートに遊びに来た気分。アスリート説明会必須参加も特になし、チェックイン(木、金、土曜)のみ。
※特にクレジットがない場合、写真は本人提供
【2018年レースレビュー】
>>>Race02.アイアンマン・西オーストラリア編はこちら
>>>Race03.アイアンマン70.3厦門編はこちら
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◎File01. キックオフミーティング「夢へ挑戦するアスリートたちのリアルタイムストーリー」
◎File02. 第1回フィードバック「レースでもう一段強くなる秘訣は”変化を恐れないこと”」
◎File03. モータージャーナリスト河口まなぶ、 KONAへの焦燥と誓い。
◎File04.ウエットスーツに頼らない本物のスイムを手に入れる(AQUALABでの測定リポート)
◎File05. 第2回フィードバック「スタートから3カ月で見えてきたコナアスリートへの道筋」
◎File06. 真夏の木更津トライアスロンでKONA獲得のヒントを探る
◎File07. KONAへつながるトライアスリート的 勝つための食診断 Part.1
◎File07. KONAへつながるトライアスリート的 勝つための食診断 Part.2
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◎File08.「パワー向上の手段は筋トレだけじゃない」 KONAチャレフィードバックMTGルポ Part3
◎File08.「60代でKONA出場!を阻む壁とは?」 KONAチャレフィードバックMTGルポ Part4
◎「KONA Challenge supported by MAKES」オフィシャルHP
オフィシャルページでは、メンバーのトレーニング状況やピックアップコンテンツなどを随時更新しています。
◎MAKES
https://makes-design.jp/
【他サポート施設】
AQUALAB
流水プールを使ってインストラクターによるフォームの分析、プルブイを使用して20分測定を行う。
※メンバーの孫崎が実際に測定している様子はこちらから。
SPORTS SCIENCE LAB
心肺能力(VO2MAX)、AT値、AT値でのフルマラソン適正ペース、ランニングフォーム評価、AT値での20分走タイムを測定。
R-body Project
ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(FMS)で体のコンディションを骨格のゆがみや関節の可動域などのポイントからチェックし、評価。
Endurelife
AT値で20分間バイクをこいだときの平均パワー/心拍数(PWR/HRT—AT値)、FTP(機能的作業閾値パワー/PWR/HRT—AT値20分の95%)、フォーム、ペダリングを評価。