太田麻衣子のウキウキトライアスロンライフ#28
前回>>>>#027【KONAに向けて2025年スタート!】
コラム再開します!
こんにちは! トライアスロンコーチ、ラプレムの太田麻衣子です。前回の更新はなんとシーズンイン前、半年以上過ぎてしまいました。ありがたいことに充実した日々を過ごしているのですが、昨年からの足のケガが響いてしまいレースは走り切れていません。そのこともあり筆が進まなかった……のだと思います。お伝えしたいことはたくさんあるのに手が止まっていました。
このコラムを始めたのは、「KONAで表彰台を目指す!」そのためにいろんなことを書き記すのが目的でした。
当時はランが速く走れていて結構手応えを感じていたのですが、今は足のケガが長引き、思うような練習ができずそれどころではありません。ただそんな状況でもトライアスロンを楽しめているので悲観はしていません。

2025年宮古島トライアスロン
今の状況でどうトライアスロンを楽しむか? 私の楽しみ方は【ゆるゆるボチボチほどほどに】なので、今はゆるりトライアスロンライフを楽しんでいます。もちろん狙うときはガッツリやります。そのときの身体で、最大限に楽しめればそれでOK! 今は治すことに専念して仕事を頑張ります。またコラムも再開していきますね。
今年出場したレースは現時点で宮古島(DNF)、IRONMAN Cairns(アクアバイク)、スワコエイトピークストライアスロン(なんとか完走)、のとじまトライアスロン(一応走れた!)の4本です。どのレースもエピソードがあるのですが、ケアンズとのとじまについてお話ししていきます。

スワコエイトピークスミドルトライアスロン
トライアスロンの新たな楽しみ方
ケアンズは今年で3回目。成田・関空から直行便で約7時間、ケアンズ空港からタクシー15分程度でホテルに到着とかなり移動が楽チン。ラプレムからは25名で参戦! 日本選手は約120名はいたのではないと思います。
宮古島で痛くなった足がまだ思わしくなく、レースに出るか1週間前まで悩みました。というのも応援だとスイム会場~ラン会場間の移動が少し面倒なので、アイアンマン70.3に出てランで痛くなったらDNFしようと思っていました。そんなとき、酒井サムさんが「アクアバイク」スイム+バイク(70.3と同じ距離でスイム1900m+バイク90km)に出ると書かれていたので、私もレース前の水曜にエントリーしました。
レース内容はただ走っただけなので割愛しますが、ランができない人も楽しめる種目が新設されたのは、オーストラリアならではな楽しみ方だと思います。
ワールドトライアスロンの世界選手権や日本では伊勢志摩トライアスロンでアクアバイクが実施されています。ランはできないけど、IRONMANの雰囲気で楽しみたい! という方にはケアンズがオススメです! 多分、来年もあるかな? ちゃんと表彰式もありますが、あると思っていなかったため応援に回っていて、盾をもらいそこねました(笑)、残念。
早くにレースを終えて70.3とプロ選手のフィニッシュを見ていたのですが、ちょうど優勝の選手が戻ってくる直前にラプレムメンバーが戻ってきてパーティー並みな大盛り上がりの中フィニッシュ!
プロ選手は70.3の選手を抜くのが大変な場面もあるかもしれないですが、トップもエイジも一緒の空間で楽しめるレースとしてケアンズは最高だと思います。リレーも出場数が多くてとても盛り上がっていました。
ラプレムからも1組出ましたがフィニッシュがうれしくてまた来年も出るそうです。プロカテゴリーで久々に戸原開人選手、プロ初参戦で古谷純平選手が出場し、ドキドキワクワクさせてもらいました!
レース翌日は世界選手権のKONA(女子)とNICE(男子)のスロットアロケーションへ。ラプレムからKONAは2名、NICEは8名が獲得。NICEにはサポートで行ったのでまた次回そのお話をしていきます!
レース後、スイム会場でトライアスロンルミナのYouTube撮影を行いました。海で楽に泳ぐ5つのポイントをお話&実践しています。ポイントのひとつに「11-13時に入水すること」を挙げたのですが、これが一番変化が出て泳ぎやすくなった!と多くのお声をいただいています。泳ぎやすくなった! と多くの方からお声をいただいています。泳力アップ&トライアスロンシーズン後半に向けて、ぜひご覧ください。
【YouTube「海で楽に速く泳ぐ、5つのポイント」】
能登半島の復興を願い、のとじまトライアスロンへ
2024年元旦に起きた能登半島地震により、大きく生活が変わってしまった石川県能登、特に珠洲市。2023年に初めて珠洲トライアスロンに出場して、レースや観光で通った場所が崩れているのを見てとても胸が苦しくなりました。
何かできることはないか? のとじまトライアスロンが2025年、震災後復活すると知り、ラプレムメンバー20名超で出場してきました。ラプレムに大会実行委員会の石川在住メンバーがいるので、前日にチャリティーOWSレッスンをできないか相談し、快くOKをもらい実施しました。
定員30名予定でしたが、なんと51名の方が参加してくださいました! 大会に出場しない方からの義援金もいただき総額142,100円を珠洲市に、また大会参加費のうちひとり2,000円と現地で義援金が募られていて800,000円が能登島に届けられました。
大会を開催するのはまだ早いのではないか? という意見もあったそうですが、大会実行委員長の近畑さんは能登島出身で今だからこそやるべきだと開催にこぎつけてくださいました。
元々のとじま大会は7月開催でしたが、珠洲の応援・復活を願って珠洲トライアスロンが開催されていた8月末に設定。復興を願うアスリートが多く、出場人数は過去最高人数! 大会ポスターにある「いまアスリートの力で、能登に元気を」が届いたと思います。
まだ震災の被害が残る中開催していただきありがとうございました。できることは少なく心苦しいのですが、この先も大会に参加していければと思います。
絶景&アップダウンを楽しめるコース
スイムは透明度高め、バイクコースレイアウトは島1周して40kmアップダウンがあり、綺麗な海を見られてとても楽しめるコースです。
一部地割れしている個所もあり気をつけて乗って大きな落車はなく、みなさんヒーヒー楽しんでいました。ランはゆる〜くアップダウンがある往復5kmを2周回。8月末なのでそれなりに暑かったですが、エイドでは冷たいドリンク、水、氷、スイカが出たり、私設で水をかけてくださったりと快適に走れました。
アットホームな雰囲気、運営も慣れていらっしゃってとても良い大会です! 女性限定で能登島ガラス工房のグラスをいただき、毎日それでビールを飲んでいます。能登、石川は美味しいものがたくさん! 夏休みの思い出に来年出場いかがでしょうか?
2025年の国内レースはあと2カ月あまり。私はあとKONAとKINトライアスロンに出場予定です。 今年はゆるく取り組む1年となりそうですが、今の身体で最大限に楽しんでいきたいと思います!みなさんも怪我に気をつけて楽しい日々をお過ごしください。
マイペースにウキウキ楽しいトライアスロンライフを♪
2025年レース予定
10月11日(土)IRONMAN World championship KONA
11月16日(日)おきなわKINミドルトライアスロン
コラムをはじめから読む
2022年
>>#01【KONAの表彰台を目指して】
>>#02【宮古島で新たなレースも夢じゃない!?】
>>#03【ケガの功名? あらためて自転車の安全性を考える】
>>#04【ケガで落ち込むよりもできることを積極的に】
>>#05【ケガからの復帰戦 WTCS横浜に想うコト】
>>#06【高地トレーニングでパフォーマンスアップを狙おう!】
>>#07【今季注力のトレーニングで2週連続レースも笑顔でフィニッシュ! 】
>>#08【シーズン後半 本命レースに向けてラストスパート!】
>>#09【佐渡で感じたコトをKONAで生かす】
>>#010【いよいよKONAへ】
>>#011【夢の舞台に立ってみて】
>>#012【リセットして再出発! しろさとTT200出場へ】
>>#013【スタートダッシュを決めるためのオフシーズンの過ごし方】
2023年
>>#014【特大ジャンプで2023年は飛躍の年に】
>>#015【いよいよシーズンインに向けて本格始動】
>>#016【4年ぶり開催の宮古島でトライアスロンシーズンイン】
>>#017【宮古島でトライアスロンへの想い新たに】
>>#018【国内外のアイアンマンに参戦】
>>#019【アイアンマン・ケアンズ、そして2度目のKONAへ向けて】
>>#020【駆け抜けた灼熱の夏!】
>>#021【女性パワーにあふれた2023KONAのRACEWEEK!】
>>#022【2度目のKONAは素敵な笑顔にたくさん会えた!】
>>#023【もっと自分を磨くための身体改革とラン強化】
2024年
>>#024【あっという間の4カ月 今年もウキウキトライアスロンライフ】
>>#025【2024年怒涛のシーズン前半戦!】
>>#026【アイアンマンで初めての経験も次に生かして!】
2025年
>>#027【KONAに向けて2025年スタート!】
太田麻衣子/おおたまいこ
トライアスロンチーム・ラプレム代表 https://linktr.ee/lapulem_maiko
大学からトライアスロンを始めて日本選手権8位、U23世界選手権代表など。2022年念願のアイアンマン世界選手権(KONA)に出場を果たし、2023年も出場。目標は2025年のKONAでエイジで表彰台。今はコーチングをしながら一緒にレースを楽しむスタイルでトライアスロンを満喫中!
【2025年レース予定】
10月11日(土)IRONMAN World championship KONA
11月16日(土)おきなわKINトライアスロン/日本エイジグループロングトライアスロン選手権